休んでも、疲れが抜けない方へ
調べておきたいことと、身体の側からできること
しっかり寝たはずなのに、朝から身体が重い。午後になると何もする気が起きない。
「年齢だから」で片づけられがちなところですが、身体の側から確認できることと、先に調べておいたほうがよいことの両方があります。
※ 疲れに加えて、体重が減った/発熱が続く/息切れやむくみがある/気分の落ち込みが強い。こうした場合は、整体より先に内科(気分の落ち込みが強い場合は心療内科)を受診してください。貧血、甲状腺の病気、糖尿病などは血液検査で分かります。
先に調べておきたいこと
疲れやすさの背景に、血液検査で分かることが隠れていることがあります。
- 貧血(閉経前後は月経量が増える時期を経ることがあります)
- 甲状腺の働きの低下(疲れやすさ、むくみ、寒がりなど)
- 血糖値の問題
- 睡眠時無呼吸(いびきを指摘されたことがある方)
いずれも整体で扱える範囲ではありません。しばらく調べていない方は、一度内科でご相談いただくほうが近道です。
身体の側から確認できること
眠りの質
時間は足りていても、深さが足りていないことがあります。あごのくいしばり、首の緊張、呼吸の浅さ。こうしたものが眠りの深さに関わっていることがあります。
呼吸の浅さ
浅い呼吸では、首や肩の筋肉まで呼吸を手伝うようになります。じっとしているだけで働き続けている状態なので、疲れが抜けにくくなります。
当院では、肋骨の動き、横隔膜のあたり、みぞおちの硬さを確認していきます。
姿勢を保つための力の使い方
背中が丸くなっていると、立っているだけで余分な力を使います。姿勢そのものより、「立ち続けるのに何キロ分の力を使っているか」のほうが疲れに関わります。
ご自宅でできること
- 午後に15分だけ、横になる時間をつくる(眠らなくても構いません)
- 息を吐く時間を長くした呼吸を、1日に数回
- 予定を詰めすぎない。1日にひとつ、やらないことを決める
- 朝、カーテンを開けて光を入れる
頑張って回復しようとすると、かえって疲れます。減らすほうから考えていただくほうが、結果として早いことが多いように思います。
疲れの出方を、分けて考えてみてください
ひとくちに「疲れが抜けない」といっても、出方によって考える方向が変わります。
朝から重い
眠っているあいだに回復しきれていないタイプ。眠りの深さ、いびきの有無、寝汗を確認します。睡眠時無呼吸が隠れていることもあります。
午後になると動けなくなる
日中の消耗が大きいタイプ。姿勢を保つのに余分な力を使っていないか、呼吸が浅くなっていないかを確認します。血糖の動きが関わることもあるため、健診の結果も参考にします。
何かをしたあと、数日引きずる
回復に時間がかかるタイプ。この出方が強い場合は、慢性疲労症候群や線維筋痛症の可能性も含めて考える必要があります。
よくある誤解
「運動すれば元気になる」
回復に時間がかかるタイプの方が無理に運動すると、かえって数日動けなくなることがあります。どのくらいの量までなら大丈夫かを見極めることが先です。
「気力の問題」
貧血、甲状腺の働きの低下、睡眠時無呼吸。いずれも「気力がない」という形で現れます。気持ちの問題として片づける前に、血液検査で確かめられることがあります。
「栄養ドリンクで乗り切る」
一時的に動けても、回復そのものは進みません。カフェインを含むものは、眠りの質をさらに下げることがあります。
減らすほうから考える
疲れているときほど、「何を足すか」を考えてしまいます。ですが、この年代では「何を減らすか」のほうが効くことが多いように思います。
- 1日にひとつ、やらないことを決める
- 午後に15分だけ横になる時間をつくる(眠らなくて構いません)
- 予定を入れる日と、入れない日を分ける
- 人の分まで抱えているものがないか、一度書き出してみる
この年代は、ご自身の身体のことより、ご家族やご両親のことが優先されがちです。それが長く続いていると、疲れが抜けないのも当然という面があります。
よくあるご質問
血液検査では異常なしでした。それでも相談できますか?
はい。原因がはっきりしない疲労感のご相談は多くいただきます。眠りの深さ、呼吸、姿勢といった身体の側から確認できることを見ていきます。線維筋痛症や慢性疲労症候群についてのご相談も承っています。
施術を受けると、その日は疲れますか?
施術の後に眠くなる方はいらっしゃいます。これは力が抜けたことによるもので、翌日に残るようなものではありません。感じ方には個人差があります。
30分のコースでも受けられますか?
30分のコース(5,500円)もございます。長く横になるのがつらい方や、様子を見たい方はこちらをお選びいただくこともできます。
どのくらいの間隔で通えばよいですか?
お身体の状態によって異なります。カウンセリングの際にご相談させていただきます。予約の強要や回数券の押し売りはいたしません。
話を聞いてもらう時間はありますか?
60分のコースでは、お話をうかがう時間を削りません。身体のことだけでなく、生活のことも含めてお聞かせください。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。長く横になるのがつらい方は30分のコースもお選びいただけます。
施術を受けたあと、だるくなりませんか?
力が抜けたことで眠くなる方はいらっしゃいます。翌日に残るようなものではありませんが、感じ方には個人差があります。初回は予定を詰めずにお越しいただくと安心です。
介護で疲れています。相談できますか?
ぜひご相談ください。介護をされている方の腰や肩、疲労感のご相談は多くいただきます。ご自身のことを後回しにされている方がとても多いところです。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。強い疲労感の背景に、貧血・甲状腺の病気・糖尿病などが隠れていることがあります。体重減少や発熱を伴う場合は医療機関を受診してください。