What is Osteopathy
オステオパシーとは
「腰が痛いから、腰だけを診る」ということはいたしません。
身体をひとつのつながったまとまりとしてとらえる、という考え方です。
19世紀のアメリカで生まれ、
欧米各国で法制化されている手技です
オステオパシーは、1874年にアメリカの医師 A.T.スティルによって体系化されました。現在はフランス、イギリス、カナダなど欧米の多くの国で法制化されており、フランスでは国家資格として位置づけられています。
大きな特徴は、身体を部分の集まりとしてではなく、ひとつのつながったまとまりとしてとらえるところにあります。骨や筋肉だけでなく、内臓を包む膜、血液やリンパの流れ、呼吸、神経の働き、そして日々の生活習慣。それらが互いに影響し合った結果として、いまの症状があると考えます。
日本では、オステオパシーは医療行為ではありません。病気の診断・治療を目的とするものではなく、変化の感じ方には個人差があります。必要に応じて医療機関へのご相談をご案内しています。
Four principles
オステオパシーの4つの原則
当院の施術は、次の4つの考え方を土台にしています。
01
身体はひとつのユニットである
身体は部分の寄せ集めではなく、全体でひとつのまとまりとして働いています。右膝の痛みの背景に、右骨盤まわりの働きの低下や、さらにその奥にある要因が関わっていることがあります。
02
機能と構造は相互に関係する
形(構造)が変われば働き(機能)が変わり、働きが変われば形も変わっていきます。姿勢のくずれが呼吸の浅さを生み、浅い呼吸がさらに姿勢を変えていく、といった関係です。
03
身体は自然治癒能力を備えている
身体はもともと、自分で整っていく力を持っています。施術者はその力を代わりに発揮するのではなく、働きやすい状態に整える役割だと考えています。
04
動脈の法則
血液やリンパといった体液が、必要な場所に滞りなく届いていること。栄養と酸素が届き、老廃物が運び出される流れが、身体が整っていくための前提になります。
How we look
6つの側面から、
お身体の状態を確認します
当院では、症状の出ている場所を確認したうえで、その背景にあるものを次の6つの側面から探っていきます。
たとえば右膝の痛みを訴えてご来院された方で、実際には過去の手術による瘢痕が右の骨盤まわりの働きに影響し、そこから右膝に負担がかかっていた、ということがあります。左脚に不安定さがあるために右脚に重心が寄り、右膝が痛くなった。でも最初に痛かったのは左膝だった。そうした代償のパターンは多岐にわたります。
だからこそ、問診と検査に時間をかけます。「思ってもみなかった場所が原因だった」と驚かれる方は少なくありません。
Three approaches
3つのアプローチを組み合わせます
全身の系統を大きく3つに分け、その方の状態に合わせて組み立てます。
Structural
筋骨格系へのアプローチ
筋・筋膜・関節に対する手技です。マッスルエナジー・テクニック、ポジショナル・リリース、膜リリースなど、状態に応じて使い分けます。
Visceral
内臓まわりへのアプローチ
内臓そのものではなく、内臓を包む膜や、その周囲の動きを対象とします。内臓の位置や動きは、骨盤や関節の働きに影響します。
Cranial
頭蓋仙骨系へのアプローチ
頭蓋骨から仙骨まで連続する膜や、脳脊髄液の流れを対象とします。自律神経に関わるお悩みで用いることが多いアプローチです。
構造を整えたあとは、身体の使い方を学びなおす段階(モーターコントロール)が必要になります。ご自身でできる簡単なエクササイズや、生活の中で気をつけたいことをお伝えするのは、そのためです。
FAQ
オステオパシーについてのご質問
整体との違いは何ですか?
「整体」は日本で幅広く使われている言葉で、その内容は施術者によってさまざまです。国家資格ではなく、統一されたカリキュラムもありません。
一方オステオパシーには、このページでご紹介した4つの原則という共通の土台があり、フランスをはじめとする国では養成校のカリキュラムも定められています。当院では、その考え方にもとづいて問診・検査・施術を組み立てています。
施術は痛くありませんか?
軽い刺激の手技が中心です。強く押したり、勢いよく関節を鳴らしたりすることはありません。「あの程度のタッチで身体が反応するのが不思議」というご感想をいただくことがあります。
何回くらい通えばよいですか?
お身体の状態によって異なります。当院では、最初のうちは週に1回の通院をご提案し、回復しやすい身体づくりから始めることが多いです。症状が落ち着いてきたら、徐々に間隔をあけていきます。
通院ペースのご提案はいたしますが、予約の強要や回数券の押し売りは行いません。
オステオパシーで病気は治りますか?
オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断や治療を目的とするものではありません。当院では、身体の状態を丁寧に確認し、整いやすい状態へ近づけることをお手伝いしています。変化の感じ方には個人差があります。
検査の結果、医療機関での受診が必要と判断した場合は、その部位への施術は行わず、受診をご案内しています。