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身体の痛み 膝の痛み 50代から 公開日

階段を降りるとき、膝が痛む方へ

膝だけを診ない理由

階段を降りるときが一番つらい。椅子から立ち上がる最初の一歩で痛む。長く歩くと膝の内側が重くなる。

整形外科で「軟骨が減っている」「年齢的なもの」と言われた。そう聞いて、諦めかけている方もいらっしゃるかもしれません。

立った姿勢で、身体の傾きと体重のかかり方を確認しているところ
膝のご相談でも、まず立ち方と体重のかけ方から確認します。

※ 膝が急に腫れた/熱を持っている/水がたまっている/体重をかけられないほど痛む/けがのあと。こうした場合は、まず整形外科を受診してください。治療やリハビリの指示が出ている方は、その内容を優先してください。

膝は、上と下にはさまれています

足首が硬いと、膝が代わりに働きます

階段を降りるとき、本来はまず足首が深く曲がります。足首の動きが足りないと、その分を膝が引き受けることになります。

「膝が痛い」とおっしゃる方の足首を確認すると、片側だけ曲がりにくいことがよくあります。ご本人はまず気づいていません。

股関節が使えていないと、膝に乗ってきます

立ち上がるとき、股関節とお尻の筋肉がうまく働くと、膝の負担は減ります。股関節が硬い、お尻の力が入りにくい。この状態だと、膝だけで身体を持ち上げることになります。

だから当院では、膝の施術であっても足首と股関節を必ず確認します。膝そのものに手を当てる時間のほうが短いこともあります。

軟骨が減っていても、動きやすさは変わることがあります

軟骨を元に戻すことはできません。これははっきりお伝えしておきます。

一方で、膝のまわりの筋の緊張、足首や股関節の動き、体重のかけ方。こうしたものを整えると、同じ膝でも動かしやすさが変わることがあります。見ているのはそこです。

当院で確認していること

  1. 立っているときの重心の位置(左右・前後)
  2. 足首の曲がる範囲を左右で比べる
  3. 股関節の開き方、お尻の力の入り方
  4. 膝そのものの動きと、まわりの筋の緊張
  5. 階段を降りる動作、立ち上がる動作を実際に見る
  6. 施術のあと、同じ動作をもう一度確認して一緒に比べる

院長は理学療法士として、リハビリテーション病院で骨折後のリハビリを担当してきました。動作を見て、どこが足りていないかを評価するのはその経験によるものです。

骨粗しょう症のご指摘を受けている方、骨折の経験がある方は、問診の際に必ずお聞かせください。手技の選び方を変えます。

腰・肩・首・膝・股関節のページへ

ご自宅でできること

  • 階段は、手すりを使って一段ずつ。無理に交互に降りない
  • 座ったまま、足首を上下にゆっくり動かす(かかとは床につけたまま)
  • 椅子から立つとき、足を少し引いてから立つ
  • 痛む日に歩き込まない。腫れや熱があるときは休む

やみくもに鍛えるより、まず「使えていない場所を使えるようにする」ほうが先です。何をどれだけやるかは、状態を見てお伝えします。

どの動作でつらいかを教えてください

ひとくちに膝の痛みといっても、つらい動作によって負担のかかり方が違います。問診では、ここを具体的にうかがいます。

階段を降りるときだけつらい

降りる動作は、膝を曲げながら体重を支える使い方になります。いちばん負担が大きい動作です。足首の曲がる範囲が足りているか、お尻の筋で支えられているかを確認します。

立ち上がりの一歩目がつらい

座っているあいだに膝のまわりの循環が落ち、動き出しで抵抗が出る型です。しばらく動くと楽になるのが特徴で、比較的手を打ちやすい部類です。

歩いているうちに重くなる

歩き方そのものに偏りがあることが多い型です。実際に歩いていただいて、どちらに体重が乗っているかを見ます。

膝の内側が痛い/外側が痛い

内側が痛む方が多いのですが、股関節の開き方や足裏の接地の仕方で、どちら側に負担が寄るかが変わります。外反母趾のある方は、足元から確認する意味があります。

外反母趾・足の悩みのページへ

よくある誤解

「とにかく歩けばよい」

歩くこと自体は大切ですが、偏った使い方のまま歩数を増やすと、負担も比例して増えます。まず使えていない場所を使えるようにしてから量を増やすほうが順番としては合っています。

「太ももを鍛えれば治る」

前ももばかり鍛えると、膝のお皿への圧が増すことがあります。むしろお尻と、ももの裏側のほうが足りていない方が多い印象です。どこが足りていないかは評価したうえでお伝えします。

「膝に水がたまったら抜けばよい」

水がたまる・腫れる・熱を持つという状態は、整形外科の領域です。この状態のときに当院が施術することはありません。受診をご案内します。

サポーターと靴について

ご相談の多いところなので、当院の考え方をお伝えしておきます。

  • 医療機関で処方されたサポーターがある場合は、その指示に従ってください
  • 市販のものについて、当院から良し悪しを申し上げることはありません
  • 靴は、かかとの減り方を見せていただくことがあります。左右で減り方が違えば、体重のかけ方に偏りがあるサインです
  • かかとのない履き物(スリッパ、サンダル)は、膝に負担のかかる歩き方になりやすいものです

お越しになるとき、ふだん履いている靴でお越しいただけると、それ自体が手がかりになります。

よくあるご質問

変形性膝関節症と言われました。整体で治りますか?

軟骨を元に戻すことはできません。当院でお手伝いできるのは、膝まわりの緊張、足首や股関節の動き、体重のかけ方を整えて、動かしやすさを確認していくところまでです。治療やリハビリの指示が出ている方は、その内容を優先してください。

ヒアルロン酸の注射を受けています。整体も受けてよいですか?

主治医の方針を優先してください。そのうえで身体の使い方についてご相談いただけます。通院中であることを問診の際にお聞かせください。

膝を強く押されるのは怖いのですが。

やさしい力で働きかける方法です。ボキボキ鳴らしたり、痛む場所を強く押したりはしません。つらいときは遠慮なくお伝えください。

正座ができません。施術は受けられますか?

正座をしていただく必要はありません。横になっていただく姿勢が中心です。膝の下にクッションを入れるなど、楽な姿勢に調整します。

手術をすすめられています。相談できますか?

手術について当院から申し上げることはありません。主治医とご相談ください。手術の前後に身体の使い方を整えたいというご相談は承っています。

施術時間と料金を教えてください。

オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。歩き方の確認を含めますので、初回は60分のコースをおすすめしています。

杖を使ったほうがよいですか?

杖の要否について当院から一律には申し上げません。状態を見たうえで、お使いの場合は高さや突き方をお伝えします。処方を受けている方は、その指示を優先してください。

どのくらいで変化を感じますか?

感じ方には個人差があり、お約束はできません。ただ、足首や股関節の動く範囲は施術の前後で確認できますので、その違いはその場で比べていただけます。

※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。膝の腫れ・熱感・体重をかけられない痛み・けがのあとは、まず整形外科を受診してください。軟骨や骨の変形を元に戻すものではありません。

Tono Osteopathy 院長 塔野亮二

Written & Supervised by

塔野 亮二

Tono Osteopathy 院長/理学療法士・ディプロマ オステオパス。2007年に理学療法士免許を取得し、リハビリテーション病院・訪問リハビリでの臨床を経て、2014年に市川市本八幡で訪問看護ステーションを設立。2017年よりスティル・アカデミィでフランス人講師から直接指導を受け、2024年3月にフランス・リオンの A.T.Still Academy にてディプロマを取得。2022年2月に Tono Osteopathy を開院。

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「これは相談していいことなのか分からない」という内容でも構いません。
お身体の状態をうかがったうえで、当院でお力になれるかどうかを正直にお伝えします。

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