めまい・ふらつきが気になる、あなたへ
先に受診していただきたい場合と、身体の側からできること
立ち上がったときにふらっとする。頭がふわふわして、足元が頼りない。病院では「年齢的なもの」「自律神経でしょう」と言われた。
めまいは、原因の幅がとても広い症状です。だからこそ、整体でお手伝いできる範囲と、そうでない範囲をはっきり分けてお伝えしておきたいと思います。
※ 次の場合は、整体より先に医療機関を受診してください。ぐるぐる回るような強いめまいが続く/片耳の聞こえが急に悪くなった/吐き気や嘔吐を伴う(耳鼻咽喉科へ)。ろれつが回らない/片側の手足に力が入らない/ものが二重に見える/急な強い頭痛(すぐに救急へ)。当院でもそのように判断した場合は、施術を行わず受診をご案内しています。
整体でお手伝いできる範囲
医療機関で確認を受けたうえで、はっきりした原因が見つからなかった。そのうえで首や肩のこりが強い。こうした場合に、身体の側から確認できることがあります。
首のまわりの緊張
首には、頭の位置や身体の傾きを感じ取る仕組みが集まっています。首から後頭部にかけての緊張が強いと、そのあたりの感覚が入りにくくなることがあると考えられています。
「首を動かしたときにふわっとする」「デスクワークのあとに出やすい」という方は、首のまわりを確認する意味があります。
呼吸と、立ち上がり方
浅い呼吸が続いていると、立ち上がったときの血圧の調整が追いつきにくくなることがあります。立ち上がる前に一度息を吐く、という小さな習慣だけでも違う方がいらっしゃいます。
※ めまいの仕組みには分かっていない部分も多く、ここでご紹介しているのは当院での観察にもとづく考え方です。原因と結果を証明するものではありません。
当院で確認していること
- 首から後頭部にかけての緊張と、首の動く範囲
- あごまわりの緊張
- 肋骨の動きと呼吸の深さ
- 立ち上がる動作、目を閉じて立ったときのふらつき
- 血圧(施術を行ってよい状態かどうかの確認を含みます)
問診とあわせて血圧などを確認し、施術を行ってよい状態かどうかを判断します。必要と判断した場合は、施術を行わず受診をご案内します。
転ばないための備え
ふらつきがある時期は、転倒そのものが大きなリスクになります。特に骨の密度が下がりやすい年代では、一度の転倒がその後の生活を大きく変えてしまうことがあります。
- 夜間のトイレまでの動線に、足元灯をつける
- 急に立ち上がらない。ベッドに腰かけて数秒おいてから立つ
- 浴室とトイレに手すりがあるか確認する
- スリッパより、かかとのある履き物を選ぶ
めまいの種類を、ご自分で整理してみてください
ひとくちに「めまい」といっても、感じ方はいくつかに分かれます。どれに当たるかを整理しておくと、受診の際にも役に立ちます。
ぐるぐる回る
天井や景色が回るタイプ。耳の内側(三半規管など)に関わることが多いとされ、耳鼻咽喉科の領域です。頭の向きを変えたときに強く出るものもあります。
この型は整体で扱う範囲ではありません。まず耳鼻咽喉科を受診してください。
ふわふわ、雲の上を歩くよう
はっきり回るわけではなく、足元が頼りない。頭がぼんやりする。この型は、首や肩の緊張、眠りの浅さ、自律神経のはたらきと重なって語られることが多いものです。
医療機関で確認を受けたうえで原因がはっきりしなかった場合、身体の側から確認できる余地があるのはこの型です。
立ち上がったときに、すっと暗くなる
立ちくらみの型。血圧の調整が追いつかないことによるもので、貧血や脱水、お薬の影響が関わることもあります。内科でご相談ください。
※ 型の見分けは医師が行うものです。ここでの整理は、受診の際にご自分の状態を伝えやすくするためのものです。
よくある誤解
「動かないほうがよい」
強いめまいの最中は安静が必要ですが、落ち着いてからも動かずにいると、かえって回復が遅れることがあります。どの時期にどこまで動いてよいかは、状態によって変わります。
「首を鳴らすと楽になる」
首を強くひねる手技は、まれに重い合併症が報告されています。当院では、首をボキボキ鳴らす手技は行いません。
めまいがある方に対しては特に、やさしい力の範囲にとどめます。
「年齢のせいだから、付き合うしかない」
ふらつきは、転倒という形で生活を大きく変えてしまうことがあります。付き合うものとして放置するより、転ばない備えをしておくほうが現実的です。
ご家族にも知っておいていただきたいこと
ふらつきのある時期は、ご家族の協力で防げることが多くあります。
- 夜間のトイレまでの動線に、足元灯をつける
- 廊下や階段に物を置かない。コード類をまとめる
- 浴室とトイレに手すりがあるか確認する
- ベッドから起きるとき、声をかけてもらう習慣をつくる
- 急に立ち上がらないよう、腰かけて数秒おく
当院には、ご家族からのご相談も寄せられます。ご本人がお越しになれる状態かどうかを含めて、LINEでお聞かせいただければお答えします。
よくあるご質問
耳鼻科で「異常なし」と言われました。それでも相談できますか?
はい。受診された際にどのような説明を受けたかをお聞かせください。そのうえで、首や肩、姿勢、呼吸といった身体の側から確認できることを見ていきます。主治医から指示がある場合は、その内容を優先してください。
めまいがあるときに施術を受けても大丈夫ですか?
問診と血圧などの確認を行い、施術を行ってよい状態かを判断します。強いめまいが続いている場合や、受診が必要と判断した場合は、施術を行わず受診をご案内します。無理に受けていただくことはありません。
施術中は横になりますか? 起き上がるときが不安です。
横になっていただく時間が長くなります。起き上がるときはこちらで支えますので、ご自分のペースで大丈夫です。不安な点は先にお聞かせください。
血圧の薬を飲んでいます。
問診の際にお聞かせください。お薬については処方された医師にご相談ください。当院から服薬について申し上げることはありません。
駐車場はありますか?
専用駐車場はございませんが、近くのニッケコルトンプラザの駐車場をご利用いただけます(会員の方は3時間無料)。ふらつきがある時期は、ご家族に送っていただくのも一案です。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。めまいのご相談では問診と確認にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。
首を鳴らされるのではないかと不安です。
いたしません。首を強くひねったり鳴らしたりする手技は、当院では行いません。めまいのある方に対しては特に、やさしい力の範囲にとどめます。
家族が付き添ってもよいですか?
もちろんです。完全個室ですので、同じ部屋でお待ちいただくこともできます。ご家族から見た様子をお聞かせいただけると、こちらも助かります。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。更年期障害そのものを治療するものではなく、症状の改善や消失をお約束するものではありません。施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。めまいは重い病気の症状であることがあります。強いめまい、聞こえの低下、ろれつが回らない、片側の脱力を伴う場合は、ただちに医療機関を受診してください。