更年期の肩こりが、前より抜けにくい方へ
本八幡・市川の整体で、どこを確認しているか
揉んでもらった直後は楽になるのに、二、三日で元に戻ってしまう。40代のころはこんなことはなかったのに。
50代前後からの肩こりは、「こっているから揉む」だけでは追いつかなくなることがあります。背景に、肩そのもの以外の要素が重なってくるためです。
※ 腕のしびれや力の入りにくさを伴う、首を動かすと ビリッと走るような痛みがある、安静にしていても強く痛む、発熱を伴う。こうした場合は、まず整形外科を受診してください。
なぜ、この時期の肩こりは抜けにくいのか
眠りが浅いと、こりは残りやすくなります
肩の筋がゆるむのは、本来は眠っているあいだです。眠りが浅い日が続くと、ゆるみきらないまま次の日を迎えることになります。
更年期前後は、眠りの質が変わりやすい時期です。夜中に目が覚める、寝汗で起きる。そうした日が重なると、肩こりだけを揉んでも追いつきません。
あごのまわりが、首と肩につながっています
眠っているあいだに歯を強く噛みしめている方は少なくありません。ご本人は気づいていないことが多く、歯科で指摘されて初めて知る、ということもあります。
あごのまわりが硬くなると、首から肩にかけての緊張も強くなります。首や肩のこりが取れにくい方は、あごまわりもあわせて確認する意味があると考えています。
呼吸が浅くなっていることがあります
緊張した状態が続くと、呼吸が浅くなります。浅い呼吸では、首や肩の筋肉まで呼吸を手伝うようになり、常に働きっぱなしの状態になります。
当院で肩を確認するときに、肋骨の動きや横隔膜のあたりまで見るのはこのためです。
当院で確認していること
肩だけを揉むのではなく、次のような順で確認していきます。
- 首・肩・腕の動く範囲を、左右差を含めて確かめる
- あごの開き方、噛みしめの癖を確認する
- 肋骨の動きと呼吸の深さを確認する
- 背骨から骨盤にかけての姿勢を確認する
- 施術のあと、もう一度同じ動きを確認して一緒に比べる
施術は、やさしい力で働きかけます。ボキボキ鳴らしたり、強く揉んだりはしません。閉経の前後は骨の密度が下がりやすい時期でもあるため、この点は大切にしています。
骨粗しょう症のご指摘を受けている方、骨折の経験がある方は、問診の際に必ずお聞かせください。手技の選び方を変えます。
ご自宅でできること
- 肩を回すより先に、息を長く吐くことを数回
- 日中、歯を噛みしめていないかをときどき確かめる
- 同じ姿勢が30分以上続かないよう、立ち上がるきっかけをつくる
- 枕の高さを見直す。首が反るほど高いものは避ける
完璧にやろうとすると、それ自体が負担になります。できるところからで十分です。
こんな方に、多く見られます
当院で更年期前後の肩こりをうかがっていると、次のような重なり方をされている方が多くいらっしゃいます。ご自身に当てはまるものがあるか、見てみてください。
「揉んでもらった翌日が、かえってだるい」
強く揉まれた翌日に重だるさが出る方は、筋肉が刺激に対して守りに入っているサインのことがあります。この場合、強さを上げるほど戻りが早くなります。
当院でやさしい力を使うのは、ここに理由があります。身体が防御しない範囲で働きかけたほうが、結果としてゆるみやすいためです。
「右と左で、こりの感じが違う」
片側だけが重い、片方だけ腕が上げにくい。こうした左右差は、ご本人が気づいていないことがほとんどです。実際に腕を上げて比べていただいて、はじめて「こんなに違うんですね」とおっしゃいます。
利き手の使い方、バッグを持つ側、寝る向き。長年の偏りが、この年代になって表に出てくることがあります。
「肩だけでなく、眠りや胃腸も気になっている」
肩こりだけを抱えている方は、実はそれほど多くありません。眠りの浅さ、胃もたれ、便通の乱れ、気持ちの波。いくつも重なっているのが普通です。
そして重なっているときほど、どこから手をつけるか分からなくなります。当院が全身を一度見渡すのは、そのためです。
よくある誤解
「姿勢を良くすれば治る」
胸を張る姿勢を意識しても、胸郭そのものが動かなければ長続きしません。力で姿勢を保とうとすると、今度は背中が疲れます。
先に、肋骨と背骨のあいだの動く範囲を取り戻すこと。姿勢はその結果として変わってきます。順番が逆だと続きません。
「年齢だから仕方がない」
加齢による変化はたしかにあります。ただ、同じ年齢でも肩が軽い方はいらっしゃいます。違いは年齢ではなく、動く範囲と使い方の積み重ねのほうにあることが多いです。
「とにかく鍛えればよい」
動かない場所を抱えたまま鍛えると、動く場所がさらに働きすぎることになります。鍛えるより先に、動かない場所を動かせるようにするほうが近道です。
何をどれだけやるかは、状態を見たうえでお伝えします。
当日の流れ
- 問診票にご記入いただきます(お時間に余裕をもってお越しください)
- お話をうかがいます。肩のことだけでなく、眠り・生活・これまでの既往まで
- 血圧などを確認し、施術を行ってよい状態かを判断します
- 首・肩・腕の動く範囲、あご、呼吸、姿勢を確認します
- 施術。やさしい力で働きかけます。60分のコースの場合、ここが中心になります
- もう一度同じ動きを確認し、一緒に比べます
- ご自宅でできることを、2つか3つに絞ってお伝えします
お伝えするセルフケアを絞るのは、たくさんお渡ししても続かないからです。いまのお身体でいちばん効くものから順にお伝えします。
よくあるご質問
更年期の肩こりは、揉んでもらうのとどう違いますか?
揉みほぐしは筋肉の表面に働きかけるもので、その場で楽になります。当院では、こりが戻りやすい背景として、眠りの浅さ・あごの緊張・呼吸の浅さ・姿勢を確認したうえで進めます。どちらが良いというものではなく、見ている範囲が違います。
婦人科に通っていますが、整体も受けてよいですか?
主治医の方針を優先してください。そのうえで、身体の緊張や動かしにくさについてご相談いただけます。通院中であることを問診の際にお聞かせください。ホルモン補充療法やお薬について、当院から申し上げることはありません。
骨が弱いと言われています。強い施術は不安です。
やさしい力で働きかける方法です。ボキボキ鳴らしたり強く押したりはしません。骨粗しょう症のご指摘を受けている方は必ずお知らせください。
どのくらいの間隔で通えばよいですか?
お身体の状態によって異なりますので、カウンセリングの際にご相談させていただいています。状態が落ち着いてからは、月に一度のペースで通われている方が多くいらっしゃいます。予約の強要や回数券の押し売りはいたしません。
完全個室ですか?
完全個室・完全予約制です。施術台は1台のみで、ほかの方と顔を合わせることはありません。
マッサージ店との違いは何ですか?
リラクゼーションを目的としたマッサージは、気持ちよさとその場の軽さを提供するものです。当院は、こりが戻りやすい背景として眠り・あご・呼吸・姿勢を確認し、そこから整えていきます。どちらが良いというものではなく、目的が違います。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。初回は問診とご説明にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。
肩こりで通い始めて、ほかのことも相談できますか?
もちろんです。眠りの浅さ、胃腸の不調、尿もれなど、通われるうちに別のご相談をいただくことはよくあります。遠慮なくお聞かせください。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。更年期障害そのものを治療するものではなく、症状の改善や消失をお約束するものではありません。施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。