耳鳴りが続いている、あなたへ
本八幡・市川の整体で、どう確認し、何をしたか
ずっと耳鳴りが続いていて、夜、横になると音が気になってしまう。もう治らないものだと、半ばあきらめている。そんな状態が続いていませんか。
当院では、腰や肩のケアでお越しくださっている方から、「実は昔から耳鳴りがあって」とご相談をいただくことがあります。今回は、実際にお越しくださったM様の事例を通して、耳鳴りに対して整体で何を確認し、何をしているのかをご紹介します。
はじめに ― 先に受診していただきたい場合
次のような場合は、整体より先に耳鼻咽喉科の受診を強くおすすめします。
・片耳が急に聞こえにくくなった
・耳鳴りと同時に、聞こえの低下が出てきた
・強いめまいや吐き気を伴う
・耳の痛みや耳だれがある
突発性難聴などは、発症からの時間が経過に関わるといわれています。迷われたら、まず受診してください。当院でもそのように判断した場合は、施術を行わず受診をご案内しています。
この記事でご紹介するのは、すでに医療機関で確認を受けたうえで、長く続いている耳鳴りとどう付き合っていくか、というお話です。
耳鳴りとは、どういう状態か
まわりに音がないのに、音を感じる
耳鳴りとは、まわりで音が鳴っていないのに、耳の奥や頭の中で「キーン」「サー」といった音を感じる状態のことです。
音の高さや種類は人によって違います。高い音が続く方もいれば、低く「ザー」と鳴り続ける方もいらっしゃいます。「耳の中で鳴っている」と感じる方が多いのですが、もう少し奥のほうで感じる、とおっしゃる方もいます。
長く続くほど、生活のほうに影響が出てくる
一時的なもので収まることもあれば、10年以上続いているというご相談も珍しくありません。長く続くと、次第に「もう治らないもの」として受け止めるようになっていきます。
一方で、「集中しているときや、身体を動かしているときは気にならない」というお話もよくうかがいます。音そのものの大きさだけでなく、身体や気持ちの状態によって感じ方が変わる、ということを示しているのかもしれません。
耳だけの問題とは限りません
身体の緊張に、左右差があることがあります
当院でお身体を確認していると、片側の筋の緊張が強い方が、同じ側の耳鳴りを強く感じている、ということがあります。
身体の片側に負担がかかり続けると、その部分の緊張が強くなります。首から肩、顎のまわりは耳に近い場所でもあるため、そこの状態を確認する意味はあると考えています。
※ 耳鳴りの仕組みはまだ解明されていない部分が多く、ここでご紹介しているのは当院での観察にもとづく考え方です。因果関係を証明するものではありません。
自律神経のはたらきとの関わり
自律神経は、内臓のはたらきや眠りの深さ、リラックスできるかどうかに関わっています。緊張した状態が続くとバランスが崩れやすくなり、眠りの浅さや身体のこわばりとして現れることがあります。
耳鳴りが気になって眠れない、眠れないから余計に気になる。この繰り返しに入ってしまっている方は少なくありません。
ご相談に多いタイプ
身体の使い方に偏りがある方
スポーツなどで片側ばかりを使う方は、左右の緊張差が大きくなりやすい傾向があります。実際に、片方の脚を使う動作が多い方では、左右の股関節や膝の硬さに違いが見られることがあります。
長時間、同じ姿勢が続く方
姿勢が崩れたまま長時間過ごす方は、肩や首まわりの緊張が強くなりやすいタイプです。肩こりや頭痛とあわせてご相談いただくこともあります。
眠りに不安を感じている方
寝つきが悪い、眠りが浅いと感じている方は、自律神経のはたらきが関係していることがあります。
今回ご相談いただいた内容
「慣れるしかない」と思っていた10年
M様の耳鳴りは、10年以上前から続いていました。
「気がついたときには鳴っていて、何をやっても変わらないから、慣れるしかないと思っていた」とのことでした。きっかけになる出来事も思い当たらず、いつからとも言えないまま、気づけば日常の一部になっていたそうです。
いちばん気になるのは、眠るとき
日中、仕事をしているときや身体を動かしているときは、それほど気にならない。けれど夜、横になって静かになると音がはっきりしてくる。M様も、そうお話しくださいました。
寝るときはホワイトノイズを流しながら眠る習慣になっていたそうです。音が気になって眠りが浅くなり、翌日に疲れが残る。そのことが、じわじわと負担になっていました。
耳鳴りそのものよりも、眠りにくさや、この先ずっと続くのではないかという不安のほうがつらい。こうしたお話は、耳鳴りのご相談をいただくときによくうかがいます。
全身のケアを続けるなかで、ご相談いただきました
M様は、もともと別のお悩みで継続してお越しくださっていた方です。お身体全体の調子が上がってきたタイミングで、長年気になっていた耳鳴りについてもお話しくださるようになりました。
「どうせ変わらないと思っていたけれど、もしかしたら」。そんな気持ちだったとのことです。
当院の進め方
耳だけを見ない
耳鳴りのご相談をいただいたときも、まず全身の状態を確認します。つらい場所だけでなく、姿勢のくせ、生活の中での身体の使い方、眠りの様子までうかがいながら、どこから確認していくかを考えます。
つらさの背景は、感じている場所とは別のところにあることが多いためです。
段階を追って確認していきます
| 段階 | すること | 目的 |
|---|---|---|
| 問診と全身の確認 | つらい場所だけでなく、姿勢・生活・眠りの様子もうかがう | どこから確認するかを決める |
| 筋と骨格の調整 | 身体のねじれや左右差を整える | 緊張の偏りをならす |
| 深い部分への手技 | 内臓を包む膜、頭蓋から仙骨にかけてのわずかな動き | 全身がゆるみやすい状態をつくる |
| 電動温熱式のカッサ | あたたかさと心地よい刺激を加える | 緊張をゆるめる |
強い力で押したり揉んだりするのではなく、やさしい力で働きかけることを大切にしています。フランス国認定校 A.T.Still Academy で学んだ手技をもとにしています。
19年、のべ44,000人以上の臨床
院長は2007年に理学療法士免許を取得し、リハビリテーション病院・訪問リハビリ・訪問看護ステーションでの臨床を重ねてきました。理学療法士としての臨床を含め、のべ44,000人以上の方のお身体を拝見しています。
保有資格は、国家資格である理学療法士と、フランス国認定校 A.T.Still Academy のディプロマ(Diplôme d'Ostéopathie)の2つです。
施術のなかでみられたこと
M様の場合、全身のバランスを確認したところ、右側の筋の緊張が強い状態でした。右側を中心に調整を進めたところ、施術の途中で「こっちの音が気にならなくなった」「薄れた感じがする」とお話しくださいました。
すべてがなくなったわけではありません。それでも、ずっと変わらないと思っていたものに変化を感じられたこと自体が、ご本人にとって大きかったようです。
※ 個人の感想であり、変化の感じ方には個人差があります。耳鳴りがなくなることをお約束するものではありません。
片足立ちで見えてきた偏り
姿勢の確認では、左右の身体の使い方に偏りがあることも分かりました。スポーツでよく使う側の脚や腰まわりが硬くなりやすく、それが全身のバランスに影響していることが見えてきました。
こうした偏りに気づいていただき、日常の中で少しずつ意識していただくこともお伝えしています。
長く付き合っていくために
一度で終わりにしないという考え方
身体の緊張の偏りは、日々の姿勢や動作のくせによって、また少しずつ戻っていきます。一度の施術ですべてが変わるものではないと考えています。
通院ペースのご提案はいたしますが、予約の強要や回数券の押し売りはいたしません。
ご自宅でできること
- 寝るときに音が気になる場合、ホワイトノイズのような一定の音を流す方法もあります
- 日中に適度に身体を動かし、片側だけに負担が偏らないよう意識する
- 同じ姿勢が長く続かないよう、こまめに立つ
音を気にしないようにしようとすると、かえってそこに意識が向いてしまうことがあります。無理に意識から外そうとしすぎないことも、ひとつの付き合い方です。
よくあるご質問
耳鳴りの相談だけでも受けてもらえますか?
ご相談いただけます。全身の状態を確認しながら、緊張の偏りや自律神経のはたらきを見ていきます。ただし、急な聞こえの低下やめまいを伴う場合は、まず耳鼻咽喉科を受診してください。
耳鼻咽喉科で「異常なし」と言われました。それでも相談できますか?
はい。受診された際にどのような説明を受けたかをお聞かせください。そのうえで、首や肩、姿勢、自律神経のはたらきなど、身体の側から確認できることを見ていきます。主治医から指示がある場合は、その内容を優先してください。
何回くらいで変化を感じますか?
お身体の状態によって大きく異なり、変化の感じ方には個人差があります。回数をお約束することはできません。施術の前後で動きや感じ方を一緒に確認しながら進めていきます。
施術は痛いですか?
やさしい力で働きかける方法です。強く押したり揉んだりするものではありません。ただし、強く張っている部分は押すと響くような感覚を覚えることがあります。
お子さんの耳鳴りも相談できますか?
お子さんの場合は、まず小児科または耳鼻咽喉科を受診してください。そのうえで気になることがあれば、お問い合わせの際にご相談ください。
耳鳴り以外のことも相談できますか?
腰痛、肩こり、頭痛、膝や股関節の不調、姿勢、眠りの浅さなど、幅広くご相談いただけます。詳しくはお悩み別施術一覧をご覧ください。
まとめ
耳鳴りは「慣れるしかない」と受け止めてしまいがちな症状です。ただ、身体の緊張の偏りや自律神経のはたらきが関わっている場合、全身から確認していくことで感じ方が変わることがあります。
M様のように、腰や肩のケアを続けるなかで、ふとした瞬間に変化に気づかれることもあります。
当院は千葉県市川市南八幡1-8-13、JR本八幡駅から徒歩6分です。急な聞こえの低下やめまいがある場合は、まず耳鼻咽喉科へ。そうでない場合で、長く続く耳鳴りと身体の状態が気になるという方は、一度ご相談ください。ご相談だけでも承っています。
※ 本記事は一症例の報告です。オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。耳鳴りの改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。片耳の急な聞こえの低下、強いめまいや吐き気、耳の痛みや耳だれを伴う場合は、突発性難聴などの可能性があります。発症からの時間が経過に関わるといわれていますので、まず耳鼻咽喉科を受診してください。