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自律神経 冷え 50代から 公開日

手足の冷えが気になる、あなたへ

先に確かめたいことと、身体の側からできること

靴下を重ねても足先が冷たいまま。夜、足が冷えて寝つけない。夏でも手が冷たいと言われる。

冷えは「体質だから」で済まされがちですが、確かめておいたほうがよいことと、身体の側から見ていけることの両方があります。

横向きに寝た方の背中から骨盤にかけて、両手をそっと添えて状態を確認しているところ
手足だけでなく、そこへ向かう通り道の緊張まで確認します。

※ 片方の足だけが冷たく色が悪い/歩くとふくらはぎが痛み、休むと治まる/指先の色が白→紫→赤と変わる/傷が治りにくい。こうした場合は、血管や膠原病の問題が隠れていることがあります。まず内科・循環器内科を受診してください。また、だるさやむくみ、体重の増加を伴う冷えは、甲状腺の働きの低下でも起こります。血液検査で分かります。

先に確かめておきたいこと

左右で差がある冷えは、「体質」では説明できないことがあります。

  • 片側だけ冷たい — 血管の問題のことがあります
  • 歩くとふくらはぎが痛み、休むと治まる — 下肢の動脈の問題のサインです
  • 指先の色が段階的に変わる — 膠原病に伴うことがあります
  • だるさ・むくみ・体重増加を伴う — 甲状腺の働きの低下
  • 貧血 — 閉経前後は月経量が増える時期を経ることがあります

いずれも整体で扱える範囲ではありません。心当たりのある方は、まず内科でご相談ください。

身体の側から見ていけること

手足へ向かう通り道

手に向かう血管と神経は、首から鎖骨の下、わきの下を通ります。足に向かうものは、腰からそけい部、膝の裏を通ります。この通り道のどこかが硬くなっていると、末端の循環に影響することがあります。

当院では、首・鎖骨まわり・わきの下、そけい部・膝の裏の緊張を確認していきます。

呼吸が浅いと、末端まで届きにくくなります

緊張した状態が続くと呼吸は浅くなり、身体は末端より中心を優先します。手足が後回しになる、という形です。

息を長く吐けるようになると足先が温かくなる、という方はいらっしゃいます。

ふくらはぎが働いていますか

足に下りた血液を戻すのは、ふくらはぎの筋肉です。座っている時間が長いと、このポンプが働きません。

※ ここでご紹介しているのは、当院での観察にもとづく考え方です。原因と結果を証明するものではありません。

自律神経の不調について詳しく

ご自宅でできること

  • 足首を回すより、かかとの上げ下げを数十回(ふくらはぎのポンプを使います)
  • 湯船につかる。足だけでも構いません
  • 靴下を重ねるより、ゆるめのものを1枚。締めつけると逆効果です
  • 寝る前に、息を長く吐く呼吸を数回

締めつけない、というのは見落とされがちです。きつい靴下やブーツは、かえって循環を妨げます。

冷えの出方で、見る場所が変わります

手も足も冷たい

全身の循環や自律神経のはたらきが関わることが多い型です。呼吸の深さ、首や鎖骨まわり、腹部の緊張を確認します。

足だけ冷たい

腰からそけい部、膝の裏の通り道と、ふくらはぎのポンプの働きを確認します。座っている時間が長い方に多く見られます。

片側だけ冷たい

この型は、まず医療機関で確かめていただきたいものです。血管の問題が隠れていることがあります。左右で温度がはっきり違う場合は、内科・循環器内科にご相談ください。

身体の中は熱いのに、手足が冷たい

いわゆる「冷えのぼせ」。更年期前後に多い型で、上半身に熱がこもり、下半身が冷えます。この型の方に、ふくらはぎのポンプを使う運動をおすすめすることがあります。

よくある誤解

「靴下を重ねれば温まる」

締めつけると、かえって循環を妨げます。重ねるより、ゆるめのものを1枚。足首まで覆われていて、ゴムがきつくないものを選んでください。

「温めるだけでよい」

温めるのは対症的な手立てで、やめれば戻ります。自分の筋肉で熱をつくれるようにするほうが続きます。順番としては、動かすのが先です。

「冷えは女性だけのもの」

男性にもあります。ただ、相談されずに放置されていることが多いだけです。

ふくらはぎを使う、具体的な方法

足に下りた血液を戻すのは、ふくらはぎの筋肉です。ここを使うのがいちばん手早い方法です。

  1. 椅子に座り、かかとを床につけたまま、つま先を上げる(10回)
  2. 次に、つま先を床につけたまま、かかとを上げる(20回)
  3. 立てる方は、壁に手をついてかかとの上げ下げを20回
  4. これを1日に2〜3回。テレビを見ながらで構いません

ひざや足首に痛みがある方、ふらつきがある方は、必ず座って行ってください。持病のある方は主治医にご相談ください。

よくあるご質問

冷えは体質だから仕方ないのでしょうか。

体質で片づけてしまう前に、左右差がないか、ほかの症状を伴っていないかを確かめてください。片側だけ、歩くと痛む、だるさを伴うといった場合は医療機関の領域です。

血液検査はしばらく受けていません。

一度受けておかれることをおすすめします。甲状腺の働きや貧血は血液検査で分かります。

温めるのと動かすのは、どちらがよいですか?

どちらも役に立ちますが、順番でいえば動かすほうが先です。ふくらはぎを使うと、温める効果も長続きします。

施術中、足が冷たくて恥ずかしいのですが。

気になさらないでください。寒ければブランケットをお使いいただけます。室温の調整も遠慮なくお申し付けください。

どのくらいの間隔で通えばよいですか?

お身体の状態によって異なります。カウンセリングの際にご相談させていただきます。予約の強要や回数券の押し売りはいたしません。

施術時間と料金を教えてください。

オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。

施術中、足を触られるのが気になります。

気になる部位があれば、先にお聞かせください。触らずに進めることもできます。衣服の上から行いますのでご安心ください。

冬だけ気になるのですが、夏に相談してもよいですか?

むしろ症状が落ち着いている時期のほうが、身体の状態をじっくり確認できます。冬に備えて夏から整えておく、という通い方をされる方もいらっしゃいます。

※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。片側だけの冷え、歩行時のふくらはぎの痛み、指先の色の変化、傷が治りにくいといった症状がある場合は、血管や膠原病の問題のことがあります。まず内科・循環器内科を受診してください。

Tono Osteopathy 院長 塔野亮二

Written & Supervised by

塔野 亮二

Tono Osteopathy 院長/理学療法士・ディプロマ オステオパス。2007年に理学療法士免許を取得し、リハビリテーション病院・訪問リハビリでの臨床を経て、2014年に市川市本八幡で訪問看護ステーションを設立。2017年よりスティル・アカデミィでフランス人講師から直接指導を受け、2024年3月にフランス・リオンの A.T.Still Academy にてディプロマを取得。2022年2月に Tono Osteopathy を開院。

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「これは相談していいことなのか分からない」という内容でも構いません。
お身体の状態をうかがったうえで、当院でお力になれるかどうかを正直にお伝えします。

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