夜中に足がつって目が覚める方へ
くり返すときに、確かめておきたいこと
夜中にふくらはぎがつって、飛び起きる。しばらく痛みが残って眠れない。朝方に足の指がつることもある。
一度や二度なら気にしなくてよいのですが、くり返しているときは確かめておきたいことがいくつかあります。
※ 頻繁につる/片足に強く出る/しびれや力の入りにくさを伴う/むくみがある。こうした場合は、脊柱管狭窄症、下肢の血管の問題、腎臓や甲状腺の働き、服用中のお薬の影響などが関わることがあります。まず内科・整形外科にご相談ください。利尿剤やコレステロールのお薬を飲んでいる方は、その旨を医師にお伝えください。
くり返すときに確かめたいこと
- 服用中のお薬 — 利尿剤など、足のつりに関わることがあるお薬があります。自己判断で中止せず、処方した医師にご相談ください
- 脊柱管狭窄症 — 歩くとしびれて、休むと戻る。腰からの影響で足がつることがあります
- 下肢の血管 — 片足に強く出る、むくみを伴う
- 腎臓・甲状腺の働き — 血液検査で分かります
- 水分とミネラル — 夏場や発汗の多い時期に増えます
いずれも整体で判断できるものではありません。くり返しているなら、一度医療機関でご相談ください。
身体の側から見ていけること
ふくらはぎが縮んだままになっています
日中に立ち仕事や歩行が多いと、ふくらはぎは縮む方向に働き続けます。その状態のまま寝ると、寝返りや足を伸ばした拍子につりやすくなります。
足首の曲がる範囲が狭い方は、ふくらはぎが常に短い状態にあることが多いです。当院ではここを確認します。
腰からの影響
腰やお尻の奥の緊張が強いと、足に向かう神経の通り道が狭くなることがあります。片側だけにつりが出る方は、腰のほうを確認する意味があります。
寝ているときの足の向き
仰向けで寝ると、足先は自然に下を向きます。これはふくらはぎが縮む姿勢です。掛け布団が重いと、さらに押し下げられます。
ご自宅でできること
- 寝る前に、かかとを床につけたままふくらはぎを伸ばす(壁に手をついて30秒ほど)
- 掛け布団の重さを見直す。足先が押し下げられない工夫を
- 寝る前にコップ一杯の水(持病のある方は主治医にご相談ください)
- つったときは、足の指を手前に引いてふくらはぎを伸ばす
水分制限を受けている方、心臓や腎臓の病気がある方は、水分について必ず主治医の指示に従ってください。
つったときの対処
痛みの最中にどうするかを知っておくと、収まるまでの時間が変わります。
- ふくらはぎがつった場合、膝を伸ばしたまま、足の指を手前(すねの側)に引く
- 届かない場合は、壁に足裏を当てて押す
- 収まってきたら、ゆっくり伸ばしたまま20秒ほど保つ
- 収まったあと、ふくらはぎを軽くさする
無理に立って体重をかけると、筋肉を傷めることがあります。まず伸ばすことを優先してください。
つったあとに痛みが残る場合
数日痛みが残ることがあります。筋肉が傷ついていることがあるため、その期間は無理に動かさないでください。腫れや内出血が出た場合は整形外科にご相談ください。
よくある誤解
「水分とミネラルを足せば治る」
それで収まる方もいらっしゃいますが、くり返す場合は別の背景があることが多いものです。特に片足だけに出る方、しびれを伴う方は、水分の話では説明がつきません。
「寝る前のストレッチをすればよい」
方向は合っていますが、伸ばし方が足りていないことがよくあります。膝を曲げた状態で伸ばしても、ふくらはぎの深い部分には届きません。膝を伸ばしたまま行うことが要点です。
「薬のせいかもしれないが、飲むのをやめればよい」
自己判断で中止しないでください。利尿剤などは、やめることのほうがリスクになる場合があります。処方した医師に「足がつる」とお伝えして、相談してください。
足首の硬さを確かめる
ふくらはぎがつりやすい方は、足首の曲がる範囲が狭いことがよくあります。ご自分で確かめられます。
- 壁に手をつき、片足を後ろに引きます
- 後ろ足のかかとを床につけたまま、前の膝を曲げて体重を前にかけます
- 後ろ足のふくらはぎが伸びる感じがあるか、左右で比べます
- かかとが浮いてしまう側があれば、そちらが硬い側です
左右差があるなら、そちらが手がかりになります。当院でも確認する項目のひとつです。
ふらつきのある方、膝に痛みのある方は、必ず支えのある場所で行ってください。
よくあるご質問
病院に行くほどのことでしょうか。
ときどきであれば、まず身体の側から見ていけます。ただし頻繁、片足だけ、しびれや力の入りにくさを伴う、むくみがあるという場合は、先に医療機関にご相談ください。
漢方を飲んでいます。
お薬や漢方について当院から申し上げることはありません。処方された医師・薬剤師にご相談ください。服用中であることは問診の際にお聞かせください。
ストレッチはどのくらいやればよいですか?
状態によって異なります。やりすぎてかえって張ってしまう方もいらっしゃるので、どの程度が適当かは確認したうえでお伝えします。
腰は痛くないのに、腰が関係しますか?
腰そのものに痛みがなくても、お尻の奥の緊張が足の神経の通り道に関わることがあります。片側だけに出る方は確認する意味があります。
夜中のことなので、施術の時間に症状が出ていません。
問題ありません。足首の動く範囲やふくらはぎの硬さは、症状が出ていないときでも確認できます。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。
夜中のことなので、症状が出ていない状態で見てもらえますか?
問題ありません。足首の動く範囲やふくらはぎの硬さ、腰からの影響は、症状が出ていないときでも確認できます。
つる回数を減らしたいのですが、どのくらいで変わりますか?
感じ方には個人差があり、お約束はできません。背景に医療機関で確かめるべきものがある場合は、そちらが先になります。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。頻繁な足のつり、片側に強く出る、しびれや脱力・むくみを伴う場合は、脊柱管狭窄症、血管の問題、腎臓や甲状腺の働き、服薬の影響などが関わることがあります。まず医療機関にご相談ください。お薬を自己判断で中止しないでください。