ご家族が脳梗塞になった方へ
保険のリハビリが終わったあとのこと
退院はできたけれど、ここからどうすればいいのか分からない。保険のリハビリには回数と期限がある。
ご本人よりも、ご家族のほうが先に不安を抱えていらっしゃることがあります。この記事は、そうした方に向けて書いています。
※ 個人の感想であり、同じ変化をお約束するものではありません。回復の程度や感じ方には個人差があります。
※ ろれつが回らない/片側の手足に力が入らない/顔の片側が下がる/突然の強い頭痛。こうした症状が出たときは、ためらわずに救急車を呼んでください。脳梗塞は、発症からの時間が結果を大きく左右します。再発のサインを、ご家族で共有しておいてください。
まず、再発のサインを共有してください
ご家族ができるいちばん大切なことは、再発に早く気づくことです。合言葉として広く使われているものがあります。
- 顔 — 片側が下がる、笑うと左右が違う
- 腕 — 両腕を上げたとき、片方が下がってくる
- 言葉 — ろれつが回らない、言葉が出てこない
- 時間 — ひとつでも当てはまれば、すぐに救急車を
「少し様子を見よう」が、いちばん避けたい判断です。冷蔵庫に貼っておくくらいでちょうどよいと思います。
保険のリハビリと、そのあと
病院でのリハビリテーションは、制度によって受けられる期間や回数に区切りがあります。受けられたとしても、一回あたりの時間には制約があり、思うように取り組めないという声を聞くことがあります。
「ここからは自主トレで」と言われたものの、何をどれだけやればいいのか分からないまま、という方は少なくありません。
当院が行っている自費リハビリ
院長は2007年に理学療法士の免許を取得し、千葉県柏市のリハビリテーション病院で脳卒中や骨折後のリハビリを担当しました。その後は訪問看護ステーションで在宅の方のリハビリに携わり、2014年には市川で訪問看護ステーションを立ち上げています。
この経験と、オステオパシーの視点を組み合わせて、自費でのリハビリテーションを行っています。
- オステオパシー — やさしい力で、身体が動きやすい状態に整えます
- エクササイズ — 理学療法士としての評価にもとづき、いまできる運動を組み立てます
- セルフエクササイズ — ご自宅で続けられる内容をお伝えします
通われている方のこと
脳梗塞のあとから月に一度お越しになっている方が、こう書いてくださいました。
「歩きにくかった足も上手に運べるようにもなり、頭もすっきりしてきて、通っていることに感謝しています。よくなってきている今も、一か月に一回はメンテナンスとして、より良き健康のために」
※ 個人の感想であり、同じ変化をお約束するものではありません。回復の程度や感じ方には個人差があります。
ご家族からのご相談について
ご本人がまだお越しになれる状態ではない段階でも、ご家族だけでのご相談を承っています。
- いまの状態で、当院でお力になれるかどうか
- どのくらいの頻度が現実的か
- 通院の手段(送迎、駐車場のこと)
- ご自宅でできることの優先順位
LINEでお聞かせいただければ、できること・できないことを含めてお答えします。お引き受けできないと判断した場合は、そのようにお伝えします。
そして、介護されるご家族ご自身のお身体のことも、どうか後回しにしないでください。腰や肩を痛めてしまう方がとても多いところです。
退院してから、ご家族が直面すること
ご家族からのご相談で、よくうかがう内容です。
「何をどれだけやればいいのか分からない」
病院では「自主トレを続けてください」と言われたものの、具体的にどの運動をどのくらいやるのか、いつまで続けるのかが分からない。この状態で止まってしまう方が多くいらっしゃいます。
当院では、理学療法士としての評価にもとづいて、いまの状態でできる運動に絞ってお伝えします。たくさんお渡ししても続かないので、2つか3つに絞ります。
「本人がやる気をなくしている」
回復が見えにくい時期には、ご本人が意欲を失うことがあります。ご家族が焦るほど、ご本人は追い詰められます。
当院では、施術の前後で同じ動作を確認していただきます。小さくても変化が見えることが、続ける力になることがあります。
「介護する側が、もたない」
移乗の介助、入浴の介助。腰や肩を痛めるご家族がとても多いところです。ご本人のことばかりで、ご自身のことは後回しになっていませんか。
ご一緒にお越しになる方もいらっしゃいます。
よくある誤解
「発症から半年を過ぎたら、もう良くならない」
回復の大きな変化は最初の時期に起きやすいとされていますが、その後に動きの質が変わる方はいらっしゃいます。当院に月に一度通われて、歩き方が変わってきた方もいます。
ただし、回復の程度や感じ方には個人差があり、お約束はできません。
「整体は、脳梗塞の人には危ない」
首を強くひねる手技は避けるべきです。当院ではそうした手技を行いません。やさしい力で働きかける方法です。
主治医から指示が出ている場合は、その内容を優先します。血圧の管理やお薬について、当院から申し上げることはありません。
「本人を連れていかないと相談できない」
ご家族だけでのご相談を承っています。まずは現在の状態をお聞かせください。
ご相談のときに教えていただきたいこと
- 発症した時期と、入院していた病院
- いまの状態(歩けるか、杖や装具を使っているか、麻痺の側)
- 主治医から出ている指示(運動の可否、血圧の管理など)
- 服用中のお薬の名前(分かる範囲で結構です)
- 介護保険の認定を受けているか
- ご家族が目指したいこと(外出したい、トイレを自分でなど)
最後のひとつがいちばん大切です。「何ができるようになりたいか」が決まると、やることが絞れます。
よくあるご質問
発症からどのくらい経っていても受けられますか?
期間による制限は設けていません。ただし現在の状態と、主治医から受けている指示をうかがったうえで判断します。お引き受けできないと判断した場合は、そのようにお伝えします。
主治医に相談したほうがよいですか?
はい。通院中の方は、まず主治医にご相談ください。運動について指示が出ている場合は、その内容を優先します。
本人が行きたがりません。家族だけで相談できますか?
承っています。LINEで現在の状態とお困りのことをお聞かせください。ご本人をお連れになる前の段階でのご相談で構いません。
車椅子ですが、院内に入れますか?
建物の状況を含めて事前にご相談ください。当院は完全予約制ですので、お越しになる時間に合わせて準備いたします。
介護している私自身の身体もつらいのですが。
ぜひご相談ください。介護をされている方の腰や肩のご相談は多くいただきます。ご本人とご一緒にお越しになる方もいらっしゃいます。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。自費リハビリも同じ料金です。介護保険や医療保険の適用はありません。
送迎はありますか?
送迎は行っておりません。専用駐車場もございませんが、近くのニッケコルトンプラザの駐車場をご利用いただけます(会員の方は3時間無料)。
まず何から相談すればよいですか?
LINEで、発症の時期と現在の状態をお聞かせください。当院でお力になれるかどうか、どのくらいの頻度が現実的かを含めてお答えします。お引き受けできないと判断した場合も、そのようにお伝えします。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。当院の自費リハビリは医療行為ではなく、回復の程度や変化の感じ方には個人差があります。顔のゆがみ、片側の脱力、言葉が出にくいなどの症状が出た場合は、ただちに救急車を呼んでください。通院中の方は主治医の指示を優先してください。