肩こりと耳鳴りが、同時に気になっている方へ
本八幡・市川の整体で、どう確認し、何をしたか
肩がこる。耳鳴りがする。目も疲れる。ひとつひとつは「まあ、これくらいなら」と思えても、重なってくると一日がしんどくなってきます。
どこに相談すればいいのか分からないまま、なんとなく年のせいにして過ごしている。そんな方は少なくありません。今回は、実際にお越しくださったB様の事例を通して、複数の不調が重なっているときに整体で何を確認しているのかをご紹介します。
はじめに ― 先に受診していただきたい場合
次のような場合は、整体より先に医療機関の受診をおすすめします。
・片耳が急に聞こえにくくなった、強いめまいを伴う(耳鼻咽喉科へ)
・見えにくさ、かすみ、視野の欠けがある(眼科へ)
・ろれつが回らない、片側の手足に力が入らない、急な強い頭痛(すぐに救急へ)
当院でもそのように判断した場合は、施術を行わず受診をご案内しています。すでに通院中の方は、主治医の指示を優先してください。
いくつもの不調が、同時に出るということ
離れた場所どうしが、つながっていることがあります
身体はひとつながりなので、どこか一か所に負担がかかると、離れた場所にまで影響が出ることがあります。
肩から首にかけての緊張が強い方は、頭やあごのまわりも硬くなっていることが多く、耳や目のあたりのつらさとあわせてご相談いただくことがあります。
- 肩や首の緊張が強いと、頭やあごのまわりもこわばりやすくなります
- 耳鳴りのある方は、あごや口まわりの筋も硬くなっていることがあります
- 片側にけがの経験があると、左右で身体の使い方に差が出やすくなります
※ ここでご紹介しているのは、当院で多くの方のお身体を確認してきたなかでの傾向です。原因と結果を証明するものではなく、すべての方に当てはまるものでもありません。
「どこから手をつければいいか分からない」という状態
複数の不調が重なっていると、ご本人も何がどう悪いのか判断しづらくなります。肩が原因なのか、目が疲れているせいなのか、年齢のせいなのか。
こういうときこそ、ひとつずつ切り分けるのではなく、全身を一度ざっと見渡すことに意味があると考えています。
身体の片側に出やすい方
過去のけがが、いまの左右差として残っていることがあります
腕や脚をけがした経験のある方は、その側をかばう動き方が癖として残っていることがあります。骨が治ったあとも、身体の使い方のほうは元に戻りきっていない、ということが起こります。
当院でも、片方の肘や脚にけがの経験がある方が、同じ側の張りや動かしにくさを訴えられることをよく経験します。
左右差は、ご本人が気づいていないことがほとんどです
実際に動きを確認してみて、初めて「そんなに違うんですね」とおっしゃる方が大半です。だからこそ、施術の前後で同じ動作を確認していただくことを大切にしています。
今回ご相談いただいた内容
肩、耳、目。いくつも重なっていました
B様は、肩、耳、目といった複数の部位に気になるところがあり、「一か所だけでなく全身をみてほしい」というお気持ちでお越しくださいました。
耳鳴りは左右どちらにもあり、高めの音が聞こえるとのことでした。目についても見えにくさを感じておられましたが、こちらは眼科で診ていただくべき内容ですので、施術の対象とはしていません。
身体の履歴をうかがう
カウンセリングでは、いまのつらさだけでなく、これまでの身体の履歴をうかがいます。B様の場合は、脳梗塞のあとに残っている左右差と、以前の大腿部の骨折が、いまの動きにどう関わっているかを一緒に確認していきました。
大きなけがは、治ったように見えても、身体の奥に緊張として残っていることがあります。年齢を重ねるにつれて、それが動かしにくさや別の場所の負担として表に出てくることがあります。
※ 個人の感想であり、同じ変化をお約束するものではありません。感じ方には個人差があります。脳梗塞後のリハビリについてはこちらのページをご覧ください。
しばらく間があいてのご来院でした
B様は6週間ほど間隔があいてのご来院でした。天候の影響もあり、思うように外出できない時期が続いていたとのことです。
「やっぱり通った方が、気持ちは良くなるんです」とおっしゃっていたのが印象に残っています。
当院の進め方
まずは、うかがうところから
施術は丁寧な聞き取りから始まります。つらい場所だけでなく、眠りの様子、生活のなかでの身体の使い方、これまでの既往やけがまで確認していきます。
つらさの背景は、感じている場所とは別のところにあることが多いためです。
3つの柱で確認します
| 3つの柱 | 対象 | 目的 |
|---|---|---|
| 筋骨格系 | 骨・関節・筋・筋膜 | 姿勢と可動域を確認し、働きの落ちている部分を整える |
| 内臓膜系 | 内臓を包む膜とその周囲 | 腹部まわりの緊張をゆるめ、体幹の動きやすさを確認する |
| 頭蓋仙骨系 | 頭蓋から仙骨につながる膜 | 頭頸部と骨盤のつながりを確認し、緊張をゆるめる |
強い力で押したり揉んだりするのではなく、やさしい力で働きかけることを大切にしています。フランス国認定校 A.T.Still Academy で学んだ手技をもとにしています。
耳のまわりは、あごと口のまわりもあわせて
耳鳴りが気になる方は、あごや口のまわりの筋も硬くなっていることがあります。耳のまわりだけを触るのではなく、首から頭、あごまで含めて確認していきます。
19年、のべ44,000人以上の臨床
院長は2007年に理学療法士免許を取得し、リハビリテーション病院・訪問リハビリ・訪問看護ステーションでの臨床を重ねてきました。理学療法士としての臨床を含め、のべ44,000人以上の方のお身体を拝見しています。
保有資格は、国家資格である理学療法士と、フランス国認定校 A.T.Still Academy のディプロマ(Diplôme d'Ostéopathie)の2つです。
施術のなかでみられたこと
B様の施術では、首から頭、あごのまわりを確認しながら進めていきました。耳のまわりに働きかけたところ、施術の途中で「ちょっと良くなった」とお話しくださいました。
頭からお尻にかけての調整のあとには「柔らかい、よく動く」ともおっしゃっていました。大腿部については、押すと響く感覚があったものの、「柔らかくなってきた」という変化も感じておられたようです。
※ 個人の感想であり、変化の感じ方には個人差があります。症状がなくなることをお約束するものではありません。
その場で確かめられることの意味
施術の前後で同じ動きを確認すると、ご自身でも違いを感じていただきやすくなります。「やってもらうと、全然違う」と言っていただけるのは、その場で比べられているからだと思っています。
間隔をあけすぎないということ
身体は一度整えても、日々の生活のなかでまた少しずつ緊張が溜まっていきます。年齢を重ねると、自然に戻る力もゆるやかになっていきます。
B様のように間隔があいてしまうと、そのぶん戻りも大きくなります。とはいえ、通う回数を増やすことが目的ではありません。
- 通院ペースのご提案はいたしますが、予約の強要や回数券の押し売りはいたしません
- ご自身の生活のなかで無理なく続けられる間隔を、一緒に考えます
- 気になるところがあるときは、早めにご相談いただくほうが見立てやすくなります
ご自宅でできること
首や肩まわりを固めない
長時間同じ姿勢が続くと、首や肩まわりの緊張が強くなります。こまめに肩を回したり、首をゆっくり左右に倒したりするだけでも違ってきます。無理のない範囲で動かす習慣を持つことが、戻りにくさにつながります。
目と耳を休ませる時間をつくる
長く画面を見続けたり、音の多い環境に長くいたりすると、知らないうちに頭まわりが緊張します。数十分に一度、目を閉じて深呼吸をするだけでも、頭まわりの力が抜けやすくなります。
よくあるご質問
肩こりと耳鳴りが同時にある場合、どちらから施術しますか?
全身のつながりを確認したうえで、どこから整えていくかを決めます。つらい場所だけを触るのではなく、首・肩・あご・姿勢といった関わりのある部分をあわせて見ていきます。
過去の骨折の影響も相談できますか?
ご相談いただけます。古いけがの影響は身体に長く残ることがあります。骨そのものを治すものではありませんが、周囲の緊張や身体の使い方を確認しながら、動かしやすさを見ていきます。主治医から指示がある場合は、その内容を優先してください。
脳梗塞のあとでも受けられますか?
通院中の方は、まず主治医にご相談ください。そのうえで、当院の自費リハビリについては脳梗塞後遺症のリハビリのページをご覧ください。ご家族からのご相談も承っています。
目の見えにくさも相談できますか?
見えにくさ、かすみ、視野の欠けは眼科の領域です。まず眼科を受診してください。当院でお手伝いできるのは、首・肩・頭まわりの緊張といった身体の側の部分に限られます。
どのくらいの頻度で通えばよいですか?
お身体の状態や生活によって異なりますので、カウンセリングの際にご相談させていただいています。間隔があきすぎると戻りが大きくなる傾向はありますが、回数をお約束したり強要したりすることはありません。
施術は痛いですか?
やさしい力で働きかける方法で、強く押したり無理に動かしたりはしません。ただし、張りの強い部分は押すと響くような感覚を覚えることがあります。つらいときは遠慮なくお伝えください。
まとめ
肩こり、耳鳴り、目の疲れ。ひとつずつは小さくても、重なると日常がしんどくなります。そして重なっているときほど、どこから手をつければいいのか分かりにくくなります。
身体はひとつながりです。過去のけがや左右差といった身体の履歴まで含めて確認していくことで、見えてくるものがあります。
当院は千葉県市川市南八幡1-8-13、JR本八幡駅から徒歩6分です。急な聞こえの低下や見えにくさは、まず医療機関へ。そうでない場合で、いくつもの不調が重なってつらいという方は、一度ご相談ください。ご相談だけでも承っています。
※ 本記事は一症例の報告です。オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。急な聞こえの低下や強いめまいは耳鼻咽喉科、見えにくさ・かすみ・視野の欠けは眼科を受診してください。ろれつが回らない、片側の手足に力が入らない、急な強い頭痛などがある場合は、すぐに救急の医療機関を受診してください。通院中の方は主治医の指示を優先してください。