首のこりから、頭が痛くなる方へ
受診が必要な頭痛との区別も含めて
後頭部から締めつけられるような痛み。夕方になると決まって出てくる。肩から首にかけてが重い。
鎮痛剤でその場はしのげるけれど、根っこのところは変わらない。そういう状態が長く続いている方は少なくありません。
※ 次の場合は、整体より先に医療機関を受診してください。これまで経験したことのない強さの頭痛/突然始まった頭痛/発熱や首の硬さを伴う/手足のしびれや力の入りにくさ、ろれつが回らない(すぐに救急へ)/頭痛が日ごとに強くなる/朝方に強く、吐き気を伴う。当院でもそのように判断した場合は、施術を行わず受診をご案内しています。
首と頭は、ひと続きです
後頭部の付け根に、小さな筋が集まっています
頭と首の境目には、頭の位置を細かく調整する小さな筋が集まっています。ここが硬くなると、後頭部から頭のてっぺんにかけての重さや締めつけ感として出ることがあります。
デスクワークやスマートフォンで頭が前に出た姿勢が続くと、この部分は常に働き続けることになります。
あごも関わります
くいしばりがあると、こめかみや側頭部の筋が働き続けます。「頭が痛い」と感じている場所が、実はあごを動かす筋だった、ということがあります。
朝起きたときにあごがだるい方、歯科でくいしばりを指摘された方は、あわせて確認する意味があります。
眼の疲れ
老眼が進んでくる時期は、見えにくさを補うために首を前に出したり、目を細めたりします。これが首やこめかみの緊張につながることがあります。
眼鏡の度数を最後に合わせたのはいつか、という話をすることもあります。
当院で確認していること
- 首を前後左右に動かしたときの範囲と、左右差
- 後頭部の付け根の緊張
- あごの開き方、こめかみの筋の硬さ
- 肩甲骨と肋骨の動き、呼吸の深さ
- 頭が身体のどの位置に乗っているか(横から見た姿勢)
施術の前後で同じ動きを確認していただくので、変化をご自身の感覚で比べていただけます。やさしい力で働きかける方法で、首をボキボキ鳴らすことはしません。
ご自宅でできること
- 画面の高さを上げて、頭が前に出ないようにする
- 1時間に一度、上を向く動作をゆっくり数回
- 鎮痛剤を飲む回数をメモしておく(月に10日以上なら医療機関へ)
- 眼鏡の度数を最後に合わせた時期を確認する
鎮痛剤を飲む日が月に10日以上続いている場合、薬剤の使用過多による頭痛が起きていることがあります。この場合は整体ではなく、まず医療機関にご相談ください。
痛み方で、考える方向が変わります
後頭部から締めつけられる、両側に出る
いわゆる緊張型頭痛として語られる型です。首や肩の緊張、姿勢、眼の疲れが重なっていることが多く、身体の側から見ていける余地があります。
片側がズキンズキンと脈打つ、吐き気を伴う
片頭痛として語られる型です。光や音がつらくなる、動くと悪化するという特徴があります。こちらは医療機関で治療の選択肢があるものですので、まず受診をおすすめします。
ただし片頭痛の方も、首や肩の緊張が重なっていることが多く、そちらを整えることで楽に感じられる方はいらっしゃいます。
目の奥が痛い、涙が出る
群発頭痛として語られる型や、眼科の領域のことがあります。まず受診してください。
※ 型の見分けは医師が行うものです。ここでの整理は、ご自分の状態を伝えやすくするためのものです。
よくある誤解
「鎮痛剤を飲んでいれば大丈夫」
飲む日が月に10日以上続いている場合、薬剤の使用過多による頭痛が起きていることがあります。この場合は、薬を減らすところから医療機関で取り組む必要があります。
飲んだ日をカレンダーに印をつけるだけでも、ご自分で気づけます。
「首を鳴らすとすっきりする」
一時的に楽に感じても、くり返すうちに頼るようになります。また、首を強くひねる手技はまれに重い合併症が報告されています。当院では首を鳴らす手技は行いません。
「肩を揉めば治る」
肩の表面を揉んで楽になるのは一時的なことが多いものです。あご、呼吸、眼、姿勢。重なっているものを見ないと、数日で戻ります。
眼鏡と、画面の高さ
この年代の頭痛で、意外に大きいのがここです。
- 眼鏡の度数を最後に合わせたのはいつか
- 遠近両用を使っていて、画面を見るとき顎が上がっていないか
- パソコンの画面が、目線より下すぎないか
- スマートフォンを、胸の前で見ていないか
遠近両用の眼鏡は、下のほうで近くを見る構造になっています。デスクの画面を見るときに顎を上げる姿勢になりやすく、首の後ろが縮みっぱなしになります。
画面を10センチ上げるだけで変わった、という方がいらっしゃいます。施術の前に、まず確かめていただきたいところです。
よくあるご質問
鎮痛剤を飲み続けていますが、大丈夫でしょうか。
飲む日が月に10日以上続いている場合は、薬剤の使用過多による頭痛が起きていることがあります。この場合は整体ではなく、まず医療機関にご相談ください。お薬の内容について当院から申し上げることはありません。
片頭痛と言われています。整体で変わりますか?
片頭痛そのものを治すものではありません。ただ、首や肩の緊張が重なっていることが多く、そちらを整えることで楽に感じられる方はいらっしゃいます。変化の感じ方には個人差があります。
首をボキボキされるのが怖いのですが。
いたしません。やさしい力で働きかける方法です。首を強くひねったり鳴らしたりする手技は行いません。
MRIを撮って異常なしでした。
受診された際にどのような説明を受けたかをお聞かせください。そのうえで、首・あご・姿勢・呼吸といった身体の側から確認できることを見ていきます。
夕方に出る頭痛は何が関係していますか?
一日の積み重ねで首や肩の緊張が増していくパターンが多いです。朝からの姿勢、画面との距離、休憩の取り方を含めてうかがいます。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。問診と確認にお時間をいただくため、初回は60分のコースをおすすめしています。
頭痛薬を飲んでから来てもよいですか?
構いません。ただし、いつ何を飲んだかを問診の際にお聞かせください。お薬の内容について当院から申し上げることはありません。
頭痛外来にかかったほうがよいですか?
片側が脈打つ、吐き気を伴う、鎮痛剤を月に10日以上飲んでいる。こうした場合は、まず受診をおすすめします。治療の選択肢があるものです。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。経験したことのない強い頭痛、突然始まった頭痛、発熱や首の硬さ、しびれ・脱力・ろれつが回らない症状を伴う場合は、ただちに医療機関を受診してください。