骨が弱いと言われたけれど、整体に行ってよいのか
手技の選び方を変えます、というお話
検診で骨の密度が低いと言われた。肩も腰もつらいけれど、整体でボキボキされて骨が折れないか心配。
この不安は、まったくもっともなものです。結論から申し上げると、受けていただけます。ただし必ず事前にお知らせください。手技の選び方を変えるためです。
※ 背中や腰に急な強い痛みが出た/身長が数センチ縮んだ/転んだあとに痛みが続いている。こうした場合は、背骨の圧迫骨折の可能性があります。まず整形外科を受診してください。骨粗しょう症の治療を受けている方は、主治医の方針を優先してください。
当院が行わないこと
骨の密度が下がっている方に対して、当院では次の手技を行いません。
- 背骨や首を勢いよくひねって鳴らす手技
- 体重をかけて強く押す手技
- 背中を大きく反らせる姿勢
- うつ伏せで背中を押し込む手技
そもそも当院の施術は、骨の密度にかかわらずやさしい力で働きかけるものです。ボキボキ鳴らす手技は普段から使っていません。そのうえで、骨の状態をうかがった方にはさらに慎重に選びます。
それでもできること
動く範囲を確保しておく
骨そのものを強くすることは、整体ではできません。これは医療と運動と食事の領域です。
一方で、骨が弱い方ほど転ばないことが大切になります。そして転びにくさは、関節の動く範囲とバランスで変わります。ここは身体の側から手を打てる部分です。
転倒のリスクを下げる
当院では、片足で何秒立てるか、立ち上がる動作、歩いたときの足の運び方を確認します。理学療法士としてリハビリテーション病院で骨折後のリハビリを担当してきた経験から、どこが足りていないかを評価します。
そのうえで、ご自宅で続けられる運動をお伝えします。
痛みでかばうと、別の場所に出ます
腰が痛いからかばう。かばうから膝に来る。そうして動く量が減り、さらに骨と筋肉が弱くなる。この連鎖を止めるところが、当院のお手伝いできる部分です.
お越しの際にお知らせいただきたいこと
- 骨密度の測定結果(数値が分かればなおよいです)
- 骨粗しょう症の治療を受けているか、お薬の名前
- これまでの骨折の経験(部位と時期)
- 背骨の圧迫骨折を指摘されたことがあるか
- 主治医から運動について指示が出ているか
お薬の内容について当院から申し上げることはありません。手技を選ぶための情報としてうかがいます。
まだ測ったことがない方へ
閉経のあと、骨の密度は下がりやすくなります。一度も測ったことがない方は、この機会に測っておかれることをおすすめします。市川市の検診でも受けられます。
結果が分かっていると、こちらも手技を選びやすくなりますし、ご本人も「どこまで動いてよいか」の目安が持てます。
骨を守るためにできること
骨そのものを強くするのは医療・運動・食事の領域ですが、当院でお伝えできる範囲のことをまとめます。
骨に体重をかける運動
骨は、負荷がかかると強くなろうとする性質があります。水泳より、歩くことや階段のほうが骨には効きます。ただし、どのくらいの負荷まで大丈夫かは骨の状態によります。
主治医から運動について指示が出ている方は、その内容を優先してください。
バランスを保つ力
骨が弱い方にとって、いちばんのリスクは転倒です。片足で立つ力、とっさに足が出る反応。これらは練習で変わります。当院が確認し、運動としてお伝えしている部分です.
住まいの中の段差
転倒の多くは屋内で起きます。敷居、カーペットの端、コード類、暗い廊下。お住まいの状況をうかがって、気づいた点はお伝えします。
よくある誤解
「骨が弱いと言われたら、動かないほうが安全」
動かないことは、骨にとっても筋肉にとっても逆効果です。負荷がかからない骨は、さらに弱くなります。安全な範囲で動き続けることが大切です。
「整体はどこも同じようにボキボキする」
手技にはさまざまな種類があります。当院が使っているのは、やさしい力で働きかける方法です。ボキボキ鳴らす手技は普段から使っていません。
ご心配であれば、どんな触れ方をするかを施術の前にお見せします。
「カルシウムを摂っていれば大丈夫」
栄養のことについて当院から申し上げることはありません。治療を受けている方は、主治医や管理栄養士にご相談ください。
当院が施術をお断りする場合
はっきりお伝えしておきます。次の場合は、施術を行わず受診をご案内します。
- 背中や腰に急な強い痛みが出ていて、受診していない
- 最近転んだあと、痛みが続いている
- 圧迫骨折の治療中で、主治医から安静の指示が出ている
- 身長が短期間に数センチ縮んだ
お引き受けできないと判断した場合は、理由とともにそのようにお伝えします。無理にお受けすることはありません。
よくあるご質問
骨粗しょう症でも整体を受けられますか?
受けていただけます。ただし必ず問診の際にお知らせください。背骨や首をひねって鳴らす手技、強く押す手技、背中を大きく反らせる姿勢は行いません。
整体で骨は強くなりますか?
なりません。骨そのものを強くするのは、医療・運動・食事の領域です。当院でお手伝いできるのは、関節の動く範囲とバランスを整えて、転びにくくすることです。
圧迫骨折をしたことがあります。
部位と時期を必ずお聞かせください。治療中の場合は主治医の方針を優先します。その時期や部位によっては、施術をお断りすることもあります。
背中を反らせる運動はしてよいですか?
自己判断で行わないでください。骨の状態によっては、反らせる動きで骨折することがあります。主治医か当院にご相談ください。
まだ骨密度を測ったことがありません。
一度測っておかれることをおすすめします。市川市の検診でも受けられます。結果が分かってからお越しいただいても構いませんし、先にご相談いただいても構いません。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。問診と確認にお時間をいただくため、初回は60分のコースをおすすめしています。
どんな触れ方をするのか、先に見せてもらえますか?
もちろんです。施術に入る前に、実際にどのくらいの力で触れるかをお見せします。不安なまま受けていただく必要はありません。
骨密度の結果を持っていったほうがよいですか?
お持ちいただけると助かります。数値が分かると、手技を選びやすくなります。お薬の名前も分かる範囲でお聞かせください。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。骨そのものを強くするものではありません。急な背中や腰の強い痛み、身長の短縮、転倒後の痛みが続く場合は、圧迫骨折の可能性があるため整形外科を受診してください。治療中の方は主治医の方針を優先してください。