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産後ケア 公開日 更新日

なぜ私は「産後ケアを最高の思い出に」を掲げるようになったのか

「産後ケアを最高の思い出に」
これは、私が運営する Tono Osteopathy のコンセプトです。この言葉には、整体を提供するだけではなく、産後という人生の大切な時間を笑顔で過ごしてほしいという願いが込められています。

理学療法士として感じた違和感

私は理学療法士として医療現場で多くの方のリハビリに携わってきました。より良い治療を求めて学び続ける中でオステオパシーと出会い、本場フランスで国際基準のディプロマを取得しました。

フランスでは、産後ケアが社会全体で支えられている文化があり、その考え方に大きな影響を受けました。

コロナ禍で見えた、本当に支えるべき人

転機となったのはコロナ禍でした。高齢者のリハビリが中止になる一方で、私が強く印象に残ったのは、子育て中のスタッフの疲弊でした。

保育園の休園や家庭での負担増加により、母親たちは仕事と育児の両立に追われ、心も体も限界に近い状態でした。その姿を見て、「社会を支えているママたちこそ、もっと支えられるべきではないか」と考えるようになりました。

開業して初めて知った産後ママの孤独

整体院を開業すると、多くのお母さんからこんな声を聞くようになりました。

「公園で誰に話しかけていいかわからない」
「最近、大人と話していない」
「整体に来る時だけが外出です」

特に市川市・本八幡周辺は転勤族も多く、孤独なワンオペ育児に悩む方が少なくありません。さらにインターネットには情報があふれていますが、「我が子に合う正解」が分からず、不安を抱え続けるママも多くいます。

整体だけでは足りないと気づいた

もちろん、身体のケアはとても大切です。しかし活動を続ける中で、整体だけでは解決できない問題があることに気付きました。それは「人とのつながり」です。

そこで私は、お客様同士が自然につながれるランチ会を開催し、さらにマママルシェへと活動を広げました。実際に開催してみると、お母さんたちは話すことで笑顔になり、専門家から知識を得ることで安心し、美容やリフレッシュの時間を持つことで前向きな気持ちを取り戻していく姿を見ることができました。

私が目指す産後ケア

私が目指しているのは、整体院ではありません。ママたちが安心して集まり、相談し、笑顔になれる地域コミュニティです。

大学との連携によるママフェスタ、潜在医療職が活躍できる仕組みづくり、空き家を活用した地域の交流拠点など、地域全体で子育てを支える仕組みをつくりたいと考えています。

最後に

人生の土台は、生後0〜12か月で大きく育まれます。だからこそ、赤ちゃんだけではなく、ママが笑顔でいられる環境が何より大切です。

ママの笑顔は赤ちゃんの笑顔につながり、その笑顔は家族、地域、そして社会全体へと広がっていきます。

これからも私は、「産後ケアを最高の思い出に」という想いを胸に、市川から新しい産後ケアの形を発信していきます。

産後ケアにご来院されたお母さまと赤ちゃんの写真を集めたコラージュ
ご来院いただいたお母さまと赤ちゃんたち。
Tono Osteopathy 院長 塔野亮二

Written & Supervised by

塔野 亮二

Tono Osteopathy 院長/理学療法士・ディプロマ オステオパス。2007年に理学療法士免許を取得し、リハビリテーション病院・訪問リハビリでの臨床を経て、2014年に市川市本八幡で訪問看護ステーションを設立。2017年よりスティル・アカデミィでフランス人講師から直接指導を受け、2024年3月にフランス・リオンの A.T.Still Academy にてディプロマを取得。2022年2月に Tono Osteopathy を開院。

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