腕や手が、しびれる方へ
まず確かめたいことがあります
腕から手にかけて、じんじんする。朝方に強い。重いものを持つと悪化する。つり革につかまっていると手が白くなる。
しびれは、どこで神経が刺激されているかによってやることが変わります。だから最初に、場所を切り分けるところから始めます。
※ 次の場合は、整体より先に医療機関を受診してください。力が入らない/手先が不器用になり、ボタンが留めにくい/両腕にしびれがある/足にも症状がある/急に始まった。頸椎の脊髄に関わることがあります。また、片側の腕だけが急に腫れた、色が変わった場合は血管の問題のことがあります。
しびれる場所で、見当をつけます
医師が行う診断とは別に、ご自身の状態を伝えやすくするための整理です。
- 親指から薬指の半分まで — 手首のあたりで刺激されていることがあります。夜間や明け方に強いのが特徴です
- 小指側 — 肘の内側で刺激されていることがあります。肘を曲げていると強くなります
- 腕全体、肩から — 首から出た神経の根元に関わることがあります
- 腕を上げると強くなる、手が白くなる — 鎖骨の下やわきの下で通り道が狭くなっていることがあります
どこがしびれるか、どの姿勢で強くなるか。この2つをメモしてお持ちいただけると助かります。
通り道という考え方
手に向かう神経と血管は、首から出て、鎖骨の下を通り、わきの下を抜けて、肘、手首へと届きます。この長い通り道のどこかが狭くなれば、先のほうに症状が出ます。
鎖骨の下とわきの下
なで肩の方、荷物を肩にかける方、胸の前が縮んでいる方は、この部分が狭くなりやすいと言われます。腕を上げたときに症状が変わるなら、ここを確認する意味があります。
胸郭と呼吸
肋骨の一番上は、鎖骨のすぐ下にあります。呼吸が浅く、肩で息をする状態が続くと、この部分が持ち上がったまま固まります。
当院が腕のしびれでも呼吸を確認するのは、このためです。
当院で確認していること
- どの指がしびれるか、どの姿勢で変わるか
- 首の動く範囲と左右差
- 鎖骨まわり、わきの下の緊張
- 肩甲骨の動き
- 肋骨の動きと呼吸の深さ
- 寝る姿勢(腕を下にして寝ていないか)
強い刺激は使いません。しびれがある部位を強く押すことはしません。
骨粗しょう症のご指摘を受けている方、骨折の経験がある方は、問診の際に必ずお聞かせください。手技の選び方を変えます。
よくある誤解
「しびれは血行不良だから温めればよい」
温めて楽になる方もいらっしゃいますが、神経が圧迫されている場合は温めても変わりません。切り分けが先です。
「肩を揉めばとれる」
肩の表面を揉んでも、通り道の狭さは変わりません。首・鎖骨・わきの下まで含めて見る必要があります。
「我慢していればそのうち消える」
力が入らない、手先が不器用になったという段階では、早く受診していただく必要があります。放置すると戻りにくくなることがあります。
ご自宅でできること
- 寝るときに、腕を身体の下に敷かない
- 荷物は肩にかけず、手で持つかリュックにする
- 胸の前を広げる姿勢を、1日に数回(壁に手をついて身体をひねる)
- パソコンの肘の角度を90度に近づける
- しびれる場所と時間帯をメモしておく
よくあるご質問
整形外科で異常なしと言われました。
受診された際の説明をお聞かせください。そのうえで、首から手にかけての通り道の緊張を確認していきます。
手術をすすめられています。
手術について当院から申し上げることはありません。主治医とご相談ください。
しびれは取れますか?
お約束はできません。原因が通り道の緊張にある場合は変わることがありますが、神経そのものの問題であれば医療機関の領域です。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。初回は問診とご説明にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。
強く揉まれるのは苦手です。
やさしい力で働きかける方法です。勢いよくひねって鳴らすような手技は使いません。強く揉むこともしません。つらいときは遠慮なくお伝えください。
完全個室ですか?
完全個室・完全予約制です。施術台は1台のみで、ほかの方と顔を合わせることはありません。院長が最初から最後まで担当します。
どのくらいのペースで通えばよいですか?
痛みが強い方、つらさが長く続いている方には、まず5回ほど続けてお越しいただくことをおすすめしています。施術のあと1週間ほどは身体が整い続けるため、最初は週に1回が目安です。その後は2週に1回で様子を見て、落ち着いてきたら月に1回のメンテナンスへ移していきます。お仕事の都合で間隔が空く方には、その範囲でできることをご提案します。回数や期間をお約束するものではありません。詳しくは通院ペースの決め方をご覧ください。
施術のときに、関節が鳴ることはありますか?
勢いよくひねって鳴らすような手技は使いませんが、動かしているときに関節が小さく音を立てることはあります。身構えるような衝撃や大きな音ではありません。音が苦手な方は、先にお聞かせください。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。脱力、手先の不器用さ、両腕や足への広がり、急な発症がある場合は、ただちに整形外科を受診してください。