便秘が続いている、あなたへ
先に確かめたいことと、お腹の動き
薬を使う日が増えてきた。お腹が張って苦しい。何日も出ないと、それだけで一日が憂うつになる。
この年代に増えるご相談です。身体の側から見ていける部分はありますが、その前に確かめていただきたいことがあります。
※ 急に便が細くなった/血が混じる/体重が減ってきた/これまでと明らかに様子が変わった/強い腹痛や嘔吐を伴う。ひとつでも当てはまる場合は、整体ではなく、まず消化器内科を受診してください。大腸の検査をしばらく受けていない方も、この機会にご相談ください。市川市の検診でも受けられます。
まず、医療機関で確かめていただきたい理由
便通の変化は、重い病気の初期症状であることがあります。特にこれまでと様子が変わったというのは、見逃してはいけないサインです。
整体に通ううちに検査が遅れることだけは避けたいので、最初にお伝えしています。
お薬についても、自己判断で量を変えたり中止したりしないでください。処方した医師にご相談ください。
お腹は、呼吸で動かされています
横隔膜が上下すると、腸も動きます
息を吸うと横隔膜が下がり、お腹の中の臓器が押されます。吐くと戻ります。1日に2万回ほどくり返されるこの動きは、腸にとっても刺激になっています。
呼吸が浅い状態が続くと、この動きが小さくなります。みぞおちが硬い方に便秘の訴えが重なることが多いのは、ここが関わっていると考えています。
姿勢とお腹の圧
背中が丸くなり、お腹側が縮んだ姿勢が続くと、腹部の中の圧のかかり方が変わります。座っている時間が長い方は特にです。
※ ここでご紹介しているのは、当院での観察にもとづく考え方です。原因と結果を証明するものではありません。
骨盤の底との関係
排便には、骨盤の底の筋肉がゆるむ必要があります。ここが常に力んでいる方は、いきんでも出にくいことがあります。
尿もれと便秘を両方抱えている方がいらっしゃいますが、どちらも骨盤の底の使い方が関わることがあります。締めることと、ゆるめること。両方できる状態を目指します。
当院で確認していること
- みぞおちから下腹にかけての硬さ
- 肋骨の動きと呼吸の深さ
- 背中の丸まりと、座っているときの姿勢
- 骨盤の底がゆるめられるか
- 水分と食事、生活のリズム(うかがうだけで、指導はいたしません)
お腹に触れますが、やさしい力です。強く押し込むことはしません。気になる場合は触れずに進めることもできます。
骨粗しょう症のご指摘を受けている方、骨折の経験がある方は、問診の際に必ずお聞かせください。手技の選び方を変えます。
ご自宅でできること
- 朝、起きたらコップ一杯の水(水分制限のある方は主治医にご相談ください)
- トイレで足台を使い、膝を股関節より高くする
- いきむときに息を止めない。細く吐きながら
- 息を長く吐く呼吸を、1日に数回
- 同じ時間にトイレに座る習慣をつくる(出なくても構いません)
足台は、簡単なわりに変わる方が多い工夫です。小さな踏み台でも、厚めの雑誌でも構いません。
よくある誤解
「お腹を強くもめば出る」
強い刺激は、かえって身体を緊張させることがあります。特に腹部は、強く押してよい場所ではありません。
「食物繊維をとれば解決する」
栄養について当院から申し上げることはありません。種類によっては逆効果になることもあるため、医師や管理栄養士にご相談ください。
「整体で便秘が治る」
治るものではありません。当院でお手伝いできるのは、呼吸と姿勢、腹部まわりの緊張を整えるところまでです。
よくあるご質問
お腹を触られるのが恥ずかしいのですが。
衣服の上から行います。気になる場合は触れずに、呼吸と姿勢から進めることもできます。完全個室です。
下剤を飲んでいます。
お薬については処方された医師にご相談ください。自己判断で中止しないでください。服用していることは問診の際にお聞かせください。
大腸の検査はしばらく受けていません。
一度ご相談いただくことをおすすめします。市川市の検診でも受けられます。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。初回は問診とご説明にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。
強く揉まれるのは苦手です。
やさしい力で働きかける方法です。勢いよくひねって鳴らすような手技は使いません。強く揉むこともしません。つらいときは遠慮なくお伝えください。
完全個室ですか?
完全個室・完全予約制です。施術台は1台のみで、ほかの方と顔を合わせることはありません。院長が最初から最後まで担当します。
どのくらいのペースで通えばよいですか?
痛みが強い方、つらさが長く続いている方には、まず5回ほど続けてお越しいただくことをおすすめしています。施術のあと1週間ほどは身体が整い続けるため、最初は週に1回が目安です。その後は2週に1回で様子を見て、落ち着いてきたら月に1回のメンテナンスへ移していきます。お仕事の都合で間隔が空く方には、その範囲でできることをご提案します。回数や期間をお約束するものではありません。詳しくは通院ペースの決め方をご覧ください。
施術のときに、関節が鳴ることはありますか?
勢いよくひねって鳴らすような手技は使いませんが、動かしているときに関節が小さく音を立てることはあります。身構えるような衝撃や大きな音ではありません。音が苦手な方は、先にお聞かせください。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。便が細くなった、血が混じる、体重減少、これまでと明らかに様子が違う場合は、ただちに消化器内科を受診してください。便秘の治療は医療機関で行われるものです。