更年期になってから、頭痛が増えた方へ
痛み方が変わったということ
若いころからの頭痛が、この数年で痛み方が変わってきた。あるいは、これまでなかったのに出るようになった。
閉経の前後は、頭痛の出方が変わる方がいらっしゃいます。痛み方が変わったときこそ、一度確かめていただきたいことがあります。
※ これまで経験したことのない強さの頭痛/突然始まった頭痛/日ごとに強くなる/発熱や首の硬さを伴う/手足のしびれやろれつが回らない。こうした場合は、ただちに医療機関を受診してください。50代以降は、頭痛の背景に別の原因があることが若い方より多くなります。
痛み方が変わったときは、一度確かめてください
長年片頭痛と付き合ってこられた方ほど、「いつもの頭痛」として片づけてしまいがちです。ただ、痛み方が変わったことには理由があります。
- 痛む場所が変わった
- これまで効いていた薬が効かなくなった
- 回数が増えた、持続時間が長くなった
- 吐き気やめまいを伴うようになった
こうした変化があるときは、一度医療機関でご相談ください。そのうえで原因がはっきりしなければ、身体の側から見ていけることがあります。
この年代の頭痛に重なりやすいもの
眠りの浅さ
夜中に目が覚める、寝汗で起きる。眠りが細切れになると、翌日に頭が重くなる方がいらっしゃいます。
あごのくいしばり
眠っているあいだのくいしばりは、こめかみや側頭部の筋を働かせ続けます。「頭が痛い」と感じている場所が、実はあごを動かす筋だったということがあります。
眼の疲れ
老眼が進む時期は、見えにくさを補うために首を前に出したり目を細めたりします。遠近両用の眼鏡を使っていて、画面を見るときに顎が上がっていないか確かめてみてください。
薬を飲む回数
鎮痛剤を飲む日が月に10日以上続いている場合、薬剤の使用過多による頭痛が起きていることがあります。この場合は整体ではなく、まず医療機関にご相談ください。
当院で確認していること
- 首を動かしたときの範囲と左右差
- 後頭部の付け根の緊張
- あごの開き方、こめかみの筋の硬さ
- 肩甲骨と肋骨の動き、呼吸の深さ
- 横から見たときの頭の位置
首を勢いよくひねって鳴らす手技は行いません。やさしい力で働きかけます。
ご自宅でできること
- 鎮痛剤を飲んだ日をカレンダーに印をつける
- 画面の高さを上げて、顎が上がらないようにする
- 1時間に一度、上を向く動作をゆっくり数回
- 頭痛が出た日の、前日の睡眠時間をメモしておく
頭痛の記録が、いちばん役に立ちます
頭痛は受診したときには治まっていることが多いものです。記録があると、医師も判断しやすくなります。
- 出た日と時刻、続いた時間
- 痛む場所(片側か両側か、後ろか前か)
- 痛み方(締めつけるか、脈打つか)
- 伴った症状(吐き気、光がつらい、めまい)
- 鎮痛剤を飲んだか、効いたか
- 前日の睡眠時間
カレンダーに印をつけるだけでも構いません。特に鎮痛剤を飲んだ日の数は、月に10日を超えていないかという点で重要です。
よくある誤解
「頭痛持ちだから仕方がない」
長く付き合ってきた方ほどそう考えがちですが、この年代で痛み方が変わったときは別の原因が加わっていることがあります。変化があったときだけは確かめてください。
「肩を揉めば治る」
表面を揉んで楽になるのは一時的なことが多いものです。あご、呼吸、眼、姿勢。重なっているものを見ないと数日で戻ります。
「首を鳴らすとすっきりする」
一時的に楽に感じても、くり返すうちに頼るようになります。首を強くひねる手技はまれに重い合併症が報告されています。当院では行いません。
よくあるご質問
片頭痛と言われています。整体で変わりますか?
片頭痛そのものを治すものではありません。ただ、首や肩の緊張、くいしばり、眠りの浅さが重なっていることが多く、そちらを整えることで楽に感じられる方はいらっしゃいます。感じ方には個人差があります。
痛みが出ているときに施術を受けられますか?
強く痛んでいるときは、無理に受けていただく必要はありません。問診と確認をしたうえで、その日にできる範囲で進めます。
薬を飲んでから行ってもよいですか?
構いません。いつ何を飲んだかを問診の際にお聞かせください。お薬の内容について当院から申し上げることはありません。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。初回は問診とご説明にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。
強く揉まれるのは苦手です。
やさしい力で働きかける方法です。勢いよくひねって鳴らすような手技は使いません。強く揉むこともしません。つらいときは遠慮なくお伝えください。
完全個室ですか?
完全個室・完全予約制です。施術台は1台のみで、ほかの方と顔を合わせることはありません。院長が最初から最後まで担当します。
どのくらいのペースで通えばよいですか?
痛みが強い方、つらさが長く続いている方には、まず5回ほど続けてお越しいただくことをおすすめしています。施術のあと1週間ほどは身体が整い続けるため、最初は週に1回が目安です。その後は2週に1回で様子を見て、落ち着いてきたら月に1回のメンテナンスへ移していきます。お仕事の都合で間隔が空く方には、その範囲でできることをご提案します。回数や期間をお約束するものではありません。詳しくは通院ペースの決め方をご覧ください。
施術のときに、関節が鳴ることはありますか?
勢いよくひねって鳴らすような手技は使いませんが、動かしているときに関節が小さく音を立てることはあります。身構えるような衝撃や大きな音ではありません。音が苦手な方は、先にお聞かせください。
眼科や脳神経外科には行ったほうがよいですか?
痛み方が変わった、これまでと違う、回数が増えたという場合は一度ご相談ください。見えにくさを伴うなら眼科、しびれや脱力を伴うならすぐに救急です。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。経験したことのない強い頭痛、突然始まった頭痛、発熱や首の硬さ、しびれや脱力を伴う場合は、ただちに医療機関を受診してください。