寝違えを、くり返している方へ
その日の対処と、次を遠ざけること
朝起きたら首が回らない。上を向けない。振り返るのに身体ごと回している。
数日で治まることがほとんどですが、年に何度もくり返している方は、背景に別のものが残っていることがあります。
※ 首の痛みに加えて、腕や手のしびれがある/力が入らない/発熱や強い頭痛を伴う/転倒やけがのあと/痛みが日ごとに強くなる。こうした場合は、まず整形外科を受診してください。
寝違えたその日にすること
温めるか、冷やすか
痛みが強く、熱を持った感じがある最初の1日は、冷やすほうが楽なことが多いです。2日目以降で、こわばりのほうが強くなってきたら温めます。
どちらが楽かはご本人の感覚が確かです。試してみて、楽なほうを選んでください。
動かしてよいか
痛みの出ない範囲で、ゆっくり動かすほうが戻りが早いと言われています。ただし、痛みをこらえて無理に回すのは逆効果です。
- 痛む方向には動かさない
- 痛まない方向に、ゆっくり数回
- 振り返るときは身体ごと回す
- その日はうつ伏せで寝ない
強く揉む、引っぱる、首を鳴らすといったことは、この時期には避けてください。
くり返す背景にあるもの
寝る姿勢と枕
枕が高すぎると、一晩中首が前に曲がった状態になります。低すぎれば反ります。横向きのときと仰向けのときで必要な高さは違うので、寝返りのたびに合わなくなる方もいます。
うつ伏せで寝る方は、首を一晩中ひねった状態で過ごすことになります。くり返す方に多い姿勢です。
日中の積み重ね
寝違えは、寝ているあいだに起きたというより、日中にたまった緊張が朝に出たという見方のほうが近いことがあります。
画面を見る時間、頭の前の出方、あごのくいしばり。ここが残っていれば、枕を変えても同じことが起きます。
片側だけにくり返す
いつも同じ側を寝違える方は、首の左右差がはっきりしていることが多いです。実際に左右に回していただくと、ご本人も驚かれます。
当院で確認していること
- 首を前後左右・ひねりの各方向に動かしたときの範囲と左右差
- 肩甲骨と肋骨の動き
- あごの開き方とくいしばりの有無
- 横から見たときの頭の位置
- 枕の高さと寝る姿勢
首を勢いよくひねって鳴らす手技は行いません。痛みの強い時期は、首そのものではなく背中や肋骨からゆるめていきます。
骨粗しょう症のご指摘を受けている方、骨折の経験がある方は、問診の際に必ずお聞かせください。手技の選び方を変えます。
よくある誤解
「寝相が悪いせい」
寝相そのものより、日中の緊張と首の左右差のほうが関わっていることが多いです。寝相を直そうとするより、そちらを見るほうが現実的です。
「痛いところを揉めば早く治る」
急性期に強く揉むと、かえって長引くことがあります。この時期は触らないほうがよい場所があります。
「枕を変えれば解決する」
枕は条件のひとつです。身体の側が整わなければ、合う枕も変わってしまいます。順番としては身体が先です。
ご自宅でできること
- 仰向けで、タオルを丸めて首の下に入れて数分
- 1時間に一度、上を向く動作をゆっくり数回
- 画面の高さを上げる
- うつ伏せで寝る癖がある方は、抱き枕を使って横向きに誘導する
- 日中、歯を噛みしめていないか確かめる
よくあるご質問
痛みが出ている最中でも受けられますか?
受けていただけます。ただし痛みの強い時期は、首そのものを無理に動かすことはしません。背中や肋骨からゆるめていきます。
年に何度もくり返しています。
くり返す方は、首の左右差や日中の緊張が残っていることが多いです。痛みが引いた時期に一度確認しておくほうが、次を遠ざけやすくなります。
枕は何を選べばよいですか?
特定の商品をおすすめすることはしていません。いまの枕で朝どこが固まっているかを確認したうえで、高さの目安をお伝えします。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。初回は問診とご説明にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。
強く揉まれるのは苦手です。
やさしい力で働きかける方法です。勢いよくひねって鳴らすような手技は使いません。強く揉むこともしません。つらいときは遠慮なくお伝えください。
完全個室ですか?
完全個室・完全予約制です。施術台は1台のみで、ほかの方と顔を合わせることはありません。院長が最初から最後まで担当します。
どのくらいのペースで通えばよいですか?
痛みが強い方、つらさが長く続いている方には、まず5回ほど続けてお越しいただくことをおすすめしています。施術のあと1週間ほどは身体が整い続けるため、最初は週に1回が目安です。その後は2週に1回で様子を見て、落ち着いてきたら月に1回のメンテナンスへ移していきます。お仕事の都合で間隔が空く方には、その範囲でできることをご提案します。回数や期間をお約束するものではありません。詳しくは通院ペースの決め方をご覧ください。
施術のときに、関節が鳴ることはありますか?
勢いよくひねって鳴らすような手技は使いませんが、動かしているときに関節が小さく音を立てることはあります。身構えるような衝撃や大きな音ではありません。音が苦手な方は、先にお聞かせください。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。腕のしびれや脱力、発熱、強い頭痛、転倒後の痛みを伴う場合は、まず整形外科を受診してください。