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身体の痛み 背中の痛み 肩甲骨 公開日

肩甲骨の間が、重い方へ

手が届かない場所のつらさ

うつ伏せの女性の腰に両手を添えて、状態を確認しているところ
腰だけでなく、胸郭と股関節のつながりまで含めて確認します。

背中の真ん中あたりが、いつも重い。手が届かないので自分ではどうにもできない。深呼吸をすると突っぱる感じがする。

肩や腰とくらべて相談されにくい場所ですが、実際にはとても多いご相談です。

※ 背中の痛みに加えて、胸の痛みや圧迫感がある/息切れを伴う/冷や汗が出る/食後に強くなる/黄疸や発熱がある。こうした場合は、心臓や内臓の病気のことがあります。整体ではなく、ただちに医療機関を受診してください。背中の痛みは内臓の病気の症状として出ることがあります。

まず、内臓からの痛みではないか

背中の真ん中の痛みは、心臓、胃、膵臓、胆のうといった臓器の症状として出ることがあります。これは整体で扱える範囲ではありません。

  • 胸の痛みや圧迫感、息切れ、冷や汗を伴う → すぐに救急
  • 食後に強くなる、みぞおちの痛みを伴う → 消化器内科
  • 背中を叩くと響く、発熱がある → 内科
  • 姿勢や動作で変わらず、夜間に強い → 内科

逆に、姿勢や動作で変わる、特定の方向に動かすとつらいという場合は、身体の側から見ていける部分があります。

呼吸と、肋骨の動き

肩甲骨の間は、呼吸の場所でもあります

肩甲骨の間には、背骨と肋骨がつながる関節が並んでいます。息を吸うと肋骨が広がり、吐くと戻る。この動きが落ちると、そのあたりが固まった感じになります。

「深呼吸をすると突っぱる」という訴えは、この部分が動いていないことを示していることがあります。

浅い呼吸が続くと

緊張が続くと呼吸は浅くなります。浅い呼吸では肋骨が十分に動かず、首や肩の筋肉まで呼吸を手伝うようになります。背中の真ん中が固まり、首と肩もつらくなる。この組み合わせが多いところです。

内臓を包む膜という角度

オステオパシーでは、内臓そのものではなく内臓を包む膜とその周囲の緊張を確認します。みぞおちの奥が硬い方は、背中側の張りと結びついていることがあります。

食事のあとに背中が重くなる、ストレスがかかると張るという方は、この角度から見る意味があります。もちろん、病気の可能性を先に除いたうえでの話です。

自律神経の不調について詳しく

当院で確認していること

  • 背骨を前後・左右・ひねりの4方向に動かしたときの範囲
  • 肋骨が呼吸でどのくらい動いているか
  • 肩甲骨が背中の上をすべるように動くか
  • みぞおちから腹部にかけての硬さ
  • 横から見たときの背中の丸まり
  • どの動作で痛むか、痛まないか

骨粗しょう症のご指摘を受けている方、骨折の経験がある方は、問診の際に必ずお聞かせください。手技の選び方を変えます。

よくある誤解

「手が届かないからストレッチもできない」

直接届かなくても、動かす方法はあります。肩甲骨を寄せる、背骨をひねる、呼吸で広げる。どれも背中の真ん中に効きます。

「強く押してもらうしかない」

自分では届かないので、人に強く押してもらいたくなります。ただ、強い刺激は身体を緊張させることがあります。動かして変えるほうが戻りにくいです。

「姿勢の問題だけ」

姿勢も関わりますが、呼吸と内臓まわりの緊張が重なっていることが多いです。姿勢だけ直そうとして続かないのは、このためです。

ご自宅でできること

  1. 椅子に座り、背もたれに寄りかかって胸を開く。そこで大きく3回呼吸する
  2. 両手を組んで前に伸ばし、背中を丸める。10秒
  3. 次に肩甲骨を寄せて胸を張る。10秒
  4. タオルを丸めて背中の真ん中に縦に置き、仰向けで数分
  5. 1時間に一度、上を向く

骨粗しょう症のご指摘がある方は、背中を反らせる動きで骨折することがあります。自己判断で行わず、ご相談ください。

よくあるご質問

健康診断では異常なしでした。

受診された際の説明をお聞かせください。そのうえで、姿勢・呼吸・肋骨の動きといった身体の側から確認できることを見ていきます。

自分でできることはありますか?

手が届かない場所ですが、動かす方法はあります。実際にやっていただきながらお伝えします。

マッサージではだめですか?

その場は楽になります。ただ、肋骨が動いていない状態が残っていれば戻ります。見ている範囲が違います。

施術時間と料金を教えてください。

オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。初回は問診とご説明にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。

強く揉まれるのは苦手です。

やさしい力で働きかける方法です。勢いよくひねって鳴らすような手技は使いません。強く揉むこともしません。つらいときは遠慮なくお伝えください。

完全個室ですか?

完全個室・完全予約制です。施術台は1台のみで、ほかの方と顔を合わせることはありません。院長が最初から最後まで担当します。

どのくらいのペースで通えばよいですか?

痛みが強い方、つらさが長く続いている方には、まず5回ほど続けてお越しいただくことをおすすめしています。施術のあと1週間ほどは身体が整い続けるため、最初は週に1回が目安です。その後は2週に1回で様子を見て、落ち着いてきたら月に1回のメンテナンスへ移していきます。お仕事の都合で間隔が空く方には、その範囲でできることをご提案します。回数や期間をお約束するものではありません。詳しくは通院ペースの決め方をご覧ください。

施術のときに、関節が鳴ることはありますか?

勢いよくひねって鳴らすような手技は使いませんが、動かしているときに関節が小さく音を立てることはあります。身構えるような衝撃や大きな音ではありません。音が苦手な方は、先にお聞かせください。

※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。胸の痛みや圧迫感、息切れ、冷や汗、食後に強くなる痛み、発熱を伴う場合は、内臓や心臓の病気のことがあります。ただちに医療機関を受診してください。

Tono Osteopathy 院長 塔野亮二

Written & Supervised by

塔野 亮二

Tono Osteopathy 院長/理学療法士・ディプロマ オステオパス。2007年に理学療法士免許を取得し、リハビリテーション病院・訪問リハビリでの臨床を経て、2014年に市川市本八幡で訪問看護ステーションを設立。2017年よりスティル・アカデミィでフランス人講師から直接指導を受け、2024年3月にフランス・リオンの A.T.Still Academy にてディプロマを取得。2022年2月に Tono Osteopathy を開院。

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「これは相談していいことなのか分からない」という内容でも構いません。
お身体の状態をうかがったうえで、当院でお力になれるかどうかを正直にお伝えします。

受付時間 9:00 – 21:00/完全予約制 施術中は電話に出られない場合があります。LINEもご利用ください。