親指の付け根が、出っぱってきた方へ
足だけの問題ではありません
親指の付け根が出っぱってきて、靴に当たって痛い。履ける靴が減ってきた。
見た目の問題として相談されることが多いのですが、実際には歩き方と全身のバランスに関わってきます。
※ 親指の付け根が赤く腫れて熱を持っている/強く痛む/発熱を伴う。こうした場合は、痛風や感染のことがあります。まず整形外科・内科を受診してください。また、変形が強く日常生活に支障が出ている場合は、手術という選択肢もあります。整形外科にご相談ください。
足は、全身の土台です
親指は、歩くときに最後に地面を蹴る場所です。ここが変形して力が入りにくくなると、蹴り出しが弱くなります。
すると、足の外側に体重を逃がす歩き方になります。この偏りは、膝、股関節、腰へと上に伝わっていきます。
「外反母趾のほうと同じ側の膝が痛い」という方は実際にいらっしゃいます。足元を確認する意味はここにあります。
なぜ、この年代で進むのか
- 足のアーチを支える力が落ちてくる
- 長年の靴選び(先の細い靴、ヒール)の積み重ね
- 閉経前後の組織の変化
- 体重の増加
若いころからあった変形が、この時期に痛みとして出てくる方が多くいらっしゃいます。
※ ここでご紹介しているのは、当院での観察にもとづく考え方です。原因と結果を証明するものではありません。
整体にできないこと
変形した骨のかたちを、手技で元に戻すことはできません。これははっきりお伝えしておきます。
「外反母趾が治る」とうたうものがあれば、それは事実と異なります。変形そのものを戻すのは手術の領域です。
当院でお手伝いできるのは、足の指が動かせるようにすることと、歩き方・体重のかけ方です。
当院で確認していること
- 立ったときの土踏まずの崩れ方
- 親指が動かせるか(開く、曲げる)
- 足首の曲がる範囲
- 歩いたときの体重の乗り方、蹴り出し
- 膝と股関節への影響
- 靴のかかとと底の減り方
ふだん履いている靴でお越しください。減り方そのものが大きな手がかりになります。
骨粗しょう症のご指摘を受けている方、骨折の経験がある方は、問診の際に必ずお聞かせください。手技の選び方を変えます。
靴の選び方
- つま先に1センチほどの余裕があること
- 足の幅のいちばん広いところが、靴の広いところと合っていること
- かかとがしっかりして、ぐらつかないこと
- 甲を固定できること(ひも、ベルト)
- 夕方に試着する(足はむくみます)
特定の商品をおすすめすることはしていません。医療機関でインソールを処方されている方は、その指示に従ってください。
ご自宅でできること
- 足の指を、手で一本ずつ広げる。左右30秒
- タオルを足の指でたぐり寄せる。20回
- 足の指でグー・チョキ・パーをつくる
- 座ったまま、足首を上下にゆっくり20回
- 室内でもスリッパではなく、かかとのある履き物を
痛みが強い日は無理をしないでください。腫れや熱がある場合は、まず整形外科へ。
よくあるご質問
外反母趾は治りますか?
変形したかたちは戻りません。当院でお手伝いできるのは、指が動かせるようになること、歩き方や体重のかけ方を整えることです。痛みの感じ方が変わる方はいらっしゃいますが、お約束はできません。
インソールは作ったほうがよいですか?
医療機関で処方されたものがある場合は、その指示に従ってください。市販のものについて当院から良し悪しを申し上げることはありません。
手術をすすめられています。
手術について当院から申し上げることはありません。主治医とご相談ください。手術の前後に歩き方を整えたいというご相談は承っています。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。初回は問診とご説明にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。
強く揉まれるのは苦手です。
やさしい力で働きかける方法です。勢いよくひねって鳴らすような手技は使いません。強く揉むこともしません。つらいときは遠慮なくお伝えください。
完全個室ですか?
完全個室・完全予約制です。施術台は1台のみで、ほかの方と顔を合わせることはありません。院長が最初から最後まで担当します。
どのくらいのペースで通えばよいですか?
痛みが強い方、つらさが長く続いている方には、まず5回ほど続けてお越しいただくことをおすすめしています。施術のあと1週間ほどは身体が整い続けるため、最初は週に1回が目安です。その後は2週に1回で様子を見て、落ち着いてきたら月に1回のメンテナンスへ移していきます。お仕事の都合で間隔が空く方には、その範囲でできることをご提案します。回数や期間をお約束するものではありません。詳しくは通院ペースの決め方をご覧ください。
施術のときに、関節が鳴ることはありますか?
勢いよくひねって鳴らすような手技は使いませんが、動かしているときに関節が小さく音を立てることはあります。身構えるような衝撃や大きな音ではありません。音が苦手な方は、先にお聞かせください。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。親指の付け根の赤い腫れ、熱感、強い痛み、発熱を伴う場合は、痛風や感染の可能性があります。まず医療機関を受診してください。骨の変形を元に戻すものではありません。