最近、つまずくことが増えた方へ
転ばない備えは、50代から始められます
何もないところでつまずいた。階段で足を踏み外しそうになった。ヒヤッとすることが増えてきた。
まだ転んでいないうちに読んでいただきたい内容です。転んでからでは、できることがぐっと減ります。
※ 急に歩きにくくなった/片側の手足に力が入らない/ろれつが回らない/めまいを伴う。こうした場合は、ただちに医療機関を受診してください。また、すでに転倒を経験された方、骨粗しょう症のご指摘がある方は、まず整形外科にご相談ください。
なぜ、この年代から考えるのか
転倒は、起きてしまうと結果が重くなります。骨折から入院、そのあいだに体力が落ち、以前のようには動けなくなる。この流れを、現場で何度も見てきました。
院長は理学療法士として、リハビリテーション病院で骨折後のリハビリを担当し、その後は訪問リハビリで在宅の方を見てきました。転んだあとにできることより、転ぶ前にできることのほうがずっと多いというのが実感です。
そして50代・60代は、まだ十分に備えられる時期です。
ご自分で確かめられる目安
片足で何秒立てるか
壁や手すりのそばで、片足を床から少し浮かせて立ってみてください。ふらついたらすぐ手をつけるようにしてください。左右で秒数に差があれば、そちらが手がかりになります。
椅子から手を使わずに立てるか
腕を組んだ状態で立てるかどうか。勢いをつけないと立てない場合は、お尻と太ももの力が落ちてきているかもしれません。
つまずくのは、どんなときか
何もないところか、段差か、急いでいるときか。思い出せる範囲で構いません。状況が分かると、何を変えればよいかが見えてきます。
※ いずれも医学的な検査ではなく、ご自分の状態に気づいていただくための目安です。
住まいの中を見直す
転倒の多くは屋外ではなく屋内で起きます。費用をかけずにできることから挙げます。
- 廊下や階段に物を置かない。新聞、段ボール、買い物袋
- 電源コードを壁ぎわにまとめる
- めくれやすいマットは外すか、滑り止めをつける
- 夜間の動線に足元灯をつける(トイレまで)
- 浴室に滑り止めマット。浴槽の出入りに手すり
- よく使うものを、背伸びや踏み台なしで届く高さに移す
- スリッパをやめて、かかとのある室内履きに
踏み台に乗る作業は、できるだけ減らしてください。高いところのものを取ろうとしての転倒は、とても多いものです。
身体の側からできること
転ばないために必要なのは、筋力だけではありません。
- 足首の動く範囲 — つまずいたときに踏みとどまるのに使います
- 股関節の動く範囲 — 足を前に出す幅に関わります
- お尻の筋肉 — 片足で身体を支える力
- 目と首 — 頭の位置を感じ取る仕組み
- とっさの一歩 — バランスを崩したときに足が出るか
当院では、動く範囲を手技で確保したうえで、理学療法士としての評価にもとづいた運動をお伝えします。ご自宅で続けられる内容に絞ります。
ご自宅でできること
- 台所に立っているあいだ、かかとの上げ下げを20回
- 歯みがきのあいだ、片足立ちを左右30秒ずつ(必ず支えのある場所で)
- 椅子から立つ・座るを、ゆっくり10回
- 廊下を、いつもより一歩大きく歩いてみる
- ときどき後ろ歩きを数歩(安全な場所で)
ふらつきのある方、めまいのある方は、必ず支えのある場所で行ってください。不安な場合はご家族が見ているときに。
よくあるご質問
まだ転んだことはありません。相談してよいですか?
むしろその段階のほうが手を打ちやすいです。「このままで大丈夫か見てほしい」というご相談も承っています。
親のことで相談できますか?
ご家族からのご相談も承っています。ご本人がお越しになれる状態かどうかを含めて、LINEでお聞かせください。
杖を使ったほうがよいですか?
一律には申し上げません。状態を見たうえで、お使いの場合は高さや突き方をお伝えします。処方を受けている方はその指示を優先してください。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。初回は問診とご説明にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。
強く揉まれるのは苦手です。
やさしい力で働きかける方法です。勢いよくひねって鳴らすような手技は使いません。強く揉むこともしません。つらいときは遠慮なくお伝えください。
完全個室ですか?
完全個室・完全予約制です。施術台は1台のみで、ほかの方と顔を合わせることはありません。院長が最初から最後まで担当します。
どのくらいのペースで通えばよいですか?
痛みが強い方、つらさが長く続いている方には、まず5回ほど続けてお越しいただくことをおすすめしています。施術のあと1週間ほどは身体が整い続けるため、最初は週に1回が目安です。その後は2週に1回で様子を見て、落ち着いてきたら月に1回のメンテナンスへ移していきます。お仕事の都合で間隔が空く方には、その範囲でできることをご提案します。回数や期間をお約束するものではありません。詳しくは通院ペースの決め方をご覧ください。
施術のときに、関節が鳴ることはありますか?
勢いよくひねって鳴らすような手技は使いませんが、動かしているときに関節が小さく音を立てることはあります。身構えるような衝撃や大きな音ではありません。音が苦手な方は、先にお聞かせください。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。急に歩きにくくなった、片側の脱力、ろれつが回らない場合はただちに救急を受診してください。転倒の経験がある方、骨粗しょう症のご指摘がある方は整形外科にご相談ください。