下のほうに、何か下がってくる感じがある方へ
まず受診していただきたい理由
お風呂で洗っているときに、何か触れるものがある。夕方になると下のほうに落ちてくる感じがする。立ち仕事のあとが特に。
人に言いにくく、長いあいだ黙って過ごされる方が多い症状です。まず、いちばん大切なことをお伝えします。
※ 下がってくる感じがある方は、必ず婦人科か泌尿器科を受診してください。骨盤臓器脱には程度があり、治療の選択肢(リングペッサリー、手術など)は医療機関にあります。放置して進むと、排尿や排便に支障が出ることがあります。整体は、この状態を元に戻すものではありません。
はじめに ― 整体では戻せません
下がってきたものを、手技で元の位置に戻すことはできません。これははっきりお伝えしておきます。
「骨盤矯正で治る」とうたうところがあれば、それは事実と異なります。治療の選択肢は婦人科・泌尿器科にあります。
当院でお手伝いできるのは、支える力のほうと、腹部にかかる圧の減らし方です。
なぜ起きるのか
骨盤の底にある筋肉と組織が、内臓を下から支えています。出産で大きく引き伸ばされ、閉経の前後でさらに張りが変わります。
そこに、腹部に圧がかかる生活が重なります。
- 便秘で、毎日強くいきんでいる
- 慢性的な咳がある
- 重いものを持つ仕事や介護
- 立ち仕事が長い
- 体重が増えた
支える力が落ちているところに、上から押す力が加わり続ける。この構図です。
当院でお手伝いできること
骨盤の底を、使えるようにする
いきなり「締めてください」とは申し上げません。締められない状態で力むと、お腹や太ももに力が入るだけです。呼吸から入り、ゆるめられるようにしてから、動かせるようにしていきます。
腹部にかかる圧を減らす
便秘でいきむ回数を減らす、咳が続くなら医療機関に、重いものの持ち方を変える。圧をかけない生活のほうを一緒に見直します。
姿勢と呼吸
背中が丸くなり、お腹側が縮んだ姿勢は、腹部の圧を下に向けます。呼吸が浅く、息を止めて力む癖があると、そのたびに圧がかかります。
当院で行わないこと
- 内診は一切いたしません
- 下がってきたものを押し戻すようなことはしません
- 治療や手術について、当院から申し上げることはありません
- リングペッサリーを使っている方は、主治医の指示を優先してください
施術はすべて衣服の上から行います。完全個室で、ほかの方と顔を合わせることはありません。
ご自宅でできること
- 便秘のときに強くいきまない。足台を使って姿勢を変える
- 重いものを持つときに息を止めない。吐きながら持ち上げる
- 立ち仕事の合間に、横になれる時間をつくる
- 咳が続くなら、内科か耳鼻科へ
- 息を長く吐く呼吸を、1日に数回
症状が進んでいる場合、運動そのものが負担になることがあります。主治医にご相談のうえ行ってください。
よくあるご質問
恥ずかしくて婦人科に行けません。
お気持ちは分かります。ただ、程度によって選べる手立てが変わります。進んでから受診するより、いまのほうが選択肢が多くあります。
内診はありますか?
一切ございません。施術は衣服の上から行います。
手術をすすめられています。
手術について当院から申し上げることはありません。主治医とご相談ください。手術の前後に身体の使い方を整えたいというご相談は承っています。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。初回は問診とご説明にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。
強く揉まれるのは苦手です。
やさしい力で働きかける方法です。勢いよくひねって鳴らすような手技は使いません。強く揉むこともしません。つらいときは遠慮なくお伝えください。
完全個室ですか?
完全個室・完全予約制です。施術台は1台のみで、ほかの方と顔を合わせることはありません。院長が最初から最後まで担当します。
どのくらいのペースで通えばよいですか?
痛みが強い方、つらさが長く続いている方には、まず5回ほど続けてお越しいただくことをおすすめしています。施術のあと1週間ほどは身体が整い続けるため、最初は週に1回が目安です。その後は2週に1回で様子を見て、落ち着いてきたら月に1回のメンテナンスへ移していきます。お仕事の都合で間隔が空く方には、その範囲でできることをご提案します。回数や期間をお約束するものではありません。詳しくは通院ペースの決め方をご覧ください。
施術のときに、関節が鳴ることはありますか?
勢いよくひねって鳴らすような手技は使いませんが、動かしているときに関節が小さく音を立てることはあります。身構えるような衝撃や大きな音ではありません。音が苦手な方は、先にお聞かせください。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。骨盤臓器脱は医療機関で診断・治療されるものです。下がってくる感じがある方は、必ず婦人科か泌尿器科を受診してください。整体で元の位置に戻すものではありません。