階段の上り下りが、つらくなってきた方へ
上りと下りは、別の問題です
駅の階段で立ち止まるようになった。降りるときに膝が痛むので、手すりを使っている。
階段は、日常の中でいちばん身体の状態が出る動作です。そして上りと下りでは、つらさの理由が違います。
※ 階段で息が切れる、胸が苦しくなる、動悸がする。こうした場合は、心臓や肺の問題のことがあります。まず内科・循環器内科を受診してください。また、膝が腫れている、熱を持っている場合は整形外科へ。
上りがつらい ― 力と心肺
階段を上がる動作は、自分の体重を持ち上げる運動です。主に使うのは、お尻と太ももの前側。そして心臓と肺です。
息が切れる場合
息切れや動悸を伴うなら、まず内科でご相談ください。心臓や肺の問題、貧血などが関わることがあります。整体で扱える範囲ではありません。
足が上がらない場合
股関節を曲げる力と、片足で支える力が落ちてきていることがあります。この年代では、鍛える前に使えていない場所を使えるようにするほうが順番としては合っています。
下りがつらい ― 膝と足首
降りる動作は、膝を曲げながら体重を支える使い方です。筋肉が伸びながら力を出す形で、いちばん負担の大きい動作です。
足首が曲がっていますか
本来、降りるときはまず足首が深く曲がります。足首の動きが足りないと、その分を膝が引き受けます。膝が痛い方の足首を確認すると、片側だけ曲がりにくいことがよくあります。
お尻で支えられていますか
お尻の筋肉が働いていると、膝の負担は減ります。ここが使えていないと、膝だけでブレーキをかけることになります。
手すりを使うことについて
手すりを使うことを、恥ずかしいと感じる必要はまったくありません。転ばないことが最優先です。
- 降りるときは、つらい側の足から下ろす
- 上がるときは、楽な側の足から上げる
- 手すりは、進行方向と反対の手で持つ(身体をひねらずに済みます)
- 一段ずつ、両足を揃えて構いません
- 急がない。後ろの人は先に行ってもらう
「降りるときは悪いほうから」。覚えておくと役に立ちます。
当院で確認していること
- 足首の曲がる範囲、左右差
- 股関節の曲がる範囲とお尻の力
- 片足で何秒立てるか
- 椅子から手を使わずに立てるか
- 実際に段差を上り下りしていただく
院長は理学療法士として、骨折後や脳卒中後のリハビリを担当してきました。動作の評価はその経験によるものです。
骨粗しょう症のご指摘を受けている方、骨折の経験がある方は、問診の際に必ずお聞かせください。手技の選び方を変えます。
ご自宅でできること
- 椅子から立つ・座るを、ゆっくり10回(手すりや机に手を添えて構いません)
- 台所でかかとの上げ下げを20回
- 座ったまま、足首を上下にゆっくり20回
- 低い段差を一段、上り下りする練習(手すりのある場所で)
ふらつきのある方は、必ず支えのある場所で行ってください。膝に痛みがある日は無理をしないでください。
よくあるご質問
息が切れるのは体力の問題ですか?
体力のこともありますが、心臓や肺、貧血が関わることもあります。一度内科でご相談いただくほうが安心です。
エレベーターを使ったほうがよいですか?
痛みが強い時期は使ってください。ただ、まったく使わなくなると力が落ちます。状態を見て、どこまで使うかをご相談しましょう。
手すりを使うのが恥ずかしいのですが。
転んで骨折するほうが、ずっと大きな損失です。使えるものは使ってください。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。初回は問診とご説明にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。
強く揉まれるのは苦手です。
やさしい力で働きかける方法です。勢いよくひねって鳴らすような手技は使いません。強く揉むこともしません。つらいときは遠慮なくお伝えください。
完全個室ですか?
完全個室・完全予約制です。施術台は1台のみで、ほかの方と顔を合わせることはありません。院長が最初から最後まで担当します。
どのくらいのペースで通えばよいですか?
痛みが強い方、つらさが長く続いている方には、まず5回ほど続けてお越しいただくことをおすすめしています。施術のあと1週間ほどは身体が整い続けるため、最初は週に1回が目安です。その後は2週に1回で様子を見て、落ち着いてきたら月に1回のメンテナンスへ移していきます。お仕事の都合で間隔が空く方には、その範囲でできることをご提案します。回数や期間をお約束するものではありません。詳しくは通院ペースの決め方をご覧ください。
施術のときに、関節が鳴ることはありますか?
勢いよくひねって鳴らすような手技は使いませんが、動かしているときに関節が小さく音を立てることはあります。身構えるような衝撃や大きな音ではありません。音が苦手な方は、先にお聞かせください。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。階段での息切れ、胸の苦しさ、動悸がある場合は、内科・循環器内科を受診してください。膝の腫れや熱感がある場合は整形外科へ。