立ち上がったとき、くらっとする方へ
転ばない備えが、いちばん大切です
ソファから立ち上がった瞬間、目の前が暗くなる。お風呂から出るときにふらつく。朝いちばんが特に。
よくあることとして片づけられがちですが、この年代では転倒につながるという点で軽く見ないほうがよい症状です。
※ 意識を失ったことがある/転んだことがある/胸の痛みや動悸を伴う/黒い便が出た/立ちくらみが急に増えた。ひとつでも当てはまる場合は、まず内科・循環器内科を受診してください。お薬(血圧の薬、利尿剤、前立腺の薬など)の影響で起きることもあります。自己判断で中止せず、処方した医師にご相談ください。
まず、受診で確かめていただきたいこと
- お薬の影響 — 血圧の薬や利尿剤は、立ちくらみの原因になることがあります
- 貧血 — 閉経前後は月経量が増える時期を経ることがあります
- 脱水 — 水分が足りていないだけのこともあります
- 心臓の問題 — 動悸や胸の症状を伴う場合
- 自律神経の病気 — 立ち上がったときの血圧の調整がうまくいかない状態
いずれも整体で判断できるものではありません。くり返しているなら、一度内科でご相談ください。
身体の側から見ていけること
ふくらはぎのポンプ
立ち上がったとき、足に下りた血液を心臓に戻すのは、ふくらはぎの筋肉です。この働きが落ちていると、立ち上がりの血圧の調整が追いつきにくくなります。
座っている時間が長い方、歩く量が減った方は、ここが弱りやすいところです。
呼吸の浅さ
浅い呼吸が続いていると、胸の中の圧の変化が小さくなり、血液が戻る助けが減ります。息を長く吐けるようになると変わる方がいらっしゃいます。
立ち上がり方そのもの
勢いよく立つ、前かがみから一気に起きる。この動き方だと、調整が間に合いません。一度座り直してから立つだけで違います。
※ ここでご紹介しているのは、当院での観察にもとづく考え方です。原因と結果を証明するものではありません。
転ばない備えが、いちばん大切です
立ちくらみそのものより、転んだときの結果のほうが深刻です。骨の密度が下がりやすい年代では、一度の転倒がその後の生活を大きく変えてしまいます。
- 夜間のトイレまでの動線に足元灯をつける
- ベッドから起きるとき、腰かけて数秒おいてから立つ
- 浴室とトイレに手すりがあるか確認する
- スリッパより、かかとのある履き物を
- 廊下や階段に物を置かない。コード類をまとめる
- ふらついたときに掴める場所を、動線上につくっておく
当院で確認していること
- 血圧(施術を行ってよい状態かの確認を含みます)
- 立ち上がる動作を実際に見る
- 片足で何秒立てるか
- ふくらはぎの働きと足首の動く範囲
- 呼吸の深さ
問診と確認のうえ、施術を行ってよい状態かを判断します。必要と判断した場合は、施術を行わず受診をご案内します。
骨粗しょう症のご指摘を受けている方、骨折の経験がある方は、問診の際に必ずお聞かせください。手技の選び方を変えます。
ご自宅でできること
- 立つ前に、座ったまま足首を上下に10回
- 次に、両手を握って開くを10回
- 一度浅く座り直してから、ゆっくり立つ
- 立ったら数秒その場にとどまってから歩き出す
- お風呂上がりは特にゆっくり
順番を変えるだけで、だいぶ違います。急がないこと、それ自体が対策です。
よくあるご質問
血圧の薬を飲んでいます。
問診の際にお聞かせください。お薬については処方された医師にご相談ください。自己判断で中止しないでください。
施術中に起き上がるときが不安です。
起き上がるときはこちらで支えます。ご自分のペースで構いません。横になる時間が長くなりますので、不安な点は先にお聞かせください。
転んだことがあります。
そのことを必ず問診の際にお聞かせください。いつ、どこで、どんな状況だったか。転倒の経験は、次を防ぐためのいちばん大切な情報です。
施術時間と料金を教えてください。
オステオパシー整体は60分 8,800円、30分 5,500円です(2026年9月1日改定)。初回は問診とご説明にお時間をいただくため、60分のコースをおすすめしています。
強く揉まれるのは苦手です。
やさしい力で働きかける方法です。勢いよくひねって鳴らすような手技は使いません。強く揉むこともしません。つらいときは遠慮なくお伝えください。
完全個室ですか?
完全個室・完全予約制です。施術台は1台のみで、ほかの方と顔を合わせることはありません。院長が最初から最後まで担当します。
どのくらいのペースで通えばよいですか?
痛みが強い方、つらさが長く続いている方には、まず5回ほど続けてお越しいただくことをおすすめしています。施術のあと1週間ほどは身体が整い続けるため、最初は週に1回が目安です。その後は2週に1回で様子を見て、落ち着いてきたら月に1回のメンテナンスへ移していきます。お仕事の都合で間隔が空く方には、その範囲でできることをご提案します。回数や期間をお約束するものではありません。詳しくは通院ペースの決め方をご覧ください。
施術のときに、関節が鳴ることはありますか?
勢いよくひねって鳴らすような手技は使いませんが、動かしているときに関節が小さく音を立てることはあります。身構えるような衝撃や大きな音ではありません。音が苦手な方は、先にお聞かせください。
※ オステオパシーは医療行為ではなく、病気の診断・治療を目的とするものではありません。症状の改善や消失をお約束するものではなく、施術による変化の感じ方には個人差があります。通院中の方は主治医の指示を優先してください。お薬については処方された医師にご相談ください。失神、転倒の経験、胸の痛みや動悸、黒色便を伴う場合は、ただちに内科・循環器内科を受診してください。お薬の影響のことがあります。自己判断で中止しないでください。